「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 新潟市精神障害者自助グループココカラ

新潟県新潟市中央区 ウェブサイト
居場所生活支援

助成額

150,000円2021/08/10

助成⾦の活⽤内容

現在、ココカラでは、毎週二回精神障がい者の居場所づくり、ココカラサロンをしています。その場では、地活や作業所とは違い、何に縛られることなく自由に過ごせるのです。また、その場に勇気を出してきてみることによって新しい仲間ができたり、コミュニケーションをとることができ、社会生活へ一歩ふみだせるのです。そのために、家賃が必要です。
また、ココカラでは一人暮らし体験という新事業を始めます。それは、退院が決まっても中間施設(グループホームや宿泊型訓練施設など)に入れず、度々入院してしまったり、家族との折り合いが悪く、苦しい生活を送る人が多いのです。そこで、一つの案として、生活保護を受けながら、一人暮らしをするという選択肢があります。ココカラで始まる一人暮らし体験をしてから、実家に戻るのか、グループホームなどに入るか決めればいいのです。精神障がい者であっても、自分の人生は自分で決めることが大切なのです。だから、一人暮らし体験が必要なのです。

活動報告

・毎月理事会を行っているが、大学の先生方がコロナで集まれなくなり、ZOOM(及びWIFI)を導入せざるを得なかった。この為、会議に参加出来ず抜けた人もいたが、新メンバーを迎える事も出来た。
・「優生思想を考える~障害当事者目線から~」というシンポジウムを企画していたが、コロナ禍の為ずっと延期していた。頭をかかえていたがZOOM導入の為、かなりの延期になったが、何とか開催出来た。「つくいやまゆり園事件」については風化させる事は許されない。また、「優生保護による強制避妊手術」についても裁判中である。障害当事者・専門家・市民が一緒に思考する大切な会を行う事が出来た。

今後の展開

・精神障害者については福祉分野で一番遅れている。社会的地位向上を実現すべく行動したい。
・日中居場所のない当事者へ居場所を提供していく。
・令和4年度は、新潟県知事・参議員・市長選と選挙の年である為私達精神障害者の生の声を届けたい。
・外見ではわからない方がつける「ヘルプマーク」の周知が進まないのでもっとアピールをしていきたい。

添付資料