「地域助け合い基金」助成先報告

 任意組合 浜っこマルシェ

山形県鶴岡市 ウェブサイト
居場所生活支援

助成額

150,000円2021/09/28

助成⾦の活⽤内容

歩いて買い物ができる店ができることにより、交通手段を持たない住民が、生活に必要な食料品、日用品を購入することができ、安心して生活を送ることができる。また、集落の中心地に買い物ができる店舗がある事により、人々が交流し、地域に賑わいと活気が生まれる。高齢者や子供などの交通手段を持たない人々が、地域の人々と交わる機会が多くなり、孤立を防ぐことができる。
地元の生産者から野菜などの農産物や海産物を出荷してもらうことにより、生産者の意欲が向上し、地域経済の活性化が図られる。

活動報告

「浜っこマルシェ」開店のための費用の一部として活用しました。
昨年の11月以来、温海地域は無店舗となり、買い物難民の町となりました。そこに店舗を開き、町の活気を取り戻す活動をしてきました。
令和3年2月に鶴岡市生活支援コーディネーター主催の、地域活動研修会「住み続けたい そんな想いをかたちに」に参加し、個人で無店舗の町に店を始めた人がいることを知りました。参加者に呼びかけ視察に行き、当地域でもできるのではないかと、店を立ち上げることとしました。全く経験のない女性4人で、4月から店舗探しなどの準備を始め、9月5日に「浜っこマルシェ」を開店しました。
この間、生活支援コーディネーター主催による情報交換会、温海自治会による店舗名称の募集・支援金依頼の配付などの支援をしていただきました。当地域はもちろんの事「ふるさと温海会」をはじめ、近隣の地域など数多くの方々から支援をいただき、開店することができました。
今まで家に閉じこもっていた人が買い物に行き、地域の人々と語り合い交流し、日に日に元気を取り戻すなど、感謝の声が寄せられています。また、身近な方々の野菜や惣菜の出荷により、地域の方の生産意欲も増しています。コロナ禍でミニデイサービスなども中止になり、ますます孤立化が進んでいる状況の中で、交流の場となり、地域の活性化の場所ができたことに、地域住民は大変喜んでいます。

今後の展開

「浜っこマルシェ」の営業を続けることで、温海の町を活気づける、ということが目標です。
現在、立ち上げメンバーの他に、ボランティアでポップを作成する人や店番をしてくれる人が参加していますが、今後も有償ボランテイアを募り、スタッフの負担を軽くするとともに、「浜っこマルシェ」に係わる人を増やし、店の活気と地域への密着を図っていきたい。また、市や自治会、生活支援コーディネーター等と連携し、話し合いや情報収集にも努めていきたい。そして、消費者の要望を取り入れ、より地域に密着した店にするとともに、野菜や惣菜など地元の栽培者や業者からの仕入れを増やし、町全体の活性化を図っていきます。

添付資料