「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 ソンリッサ

群馬県前橋市 ウェブサイト
居場所

助成額

149,000円2021/08/13

助成⾦の活⽤内容

【活動の目的】
地域の人間関係の希薄化・孤立化により、繋がりをもちたいのにもてない高齢者が抱える孤独感や寂しさという課題を解決し、活き活きと笑顔で自分の役割を持ち、活動的な状態になるようにサポートする。
【引きこもりがちな高齢者の居場所を作るための地域サロン事業】
ウエルシア薬局株式会社のご協力のもと、前橋市内の 2 店舗(前橋岩神店、前橋西片貝店)の 「ウエルカフェ」にて、高齢者向け健康いきいきサロンを月 1 回開催します。内容は転倒予防教室から生きがいと健康の関係などになります。講師は 20 代半ばから 30 代前半の作業療法士、看護師、介護福祉士、社会福祉士などの専門職です。
【活動計画】
10 月転倒予防~元気な体作り~
11 月高齢者とうつ病~予防と支援~
12 月高齢者と低栄養~予防と支援~
1 月 認知症について~対策と支援の現状~
2 月人との繋がり~健康との関係 ~
3 月生きがいと健康との関係性
以降はテーマは未定です。
今までは全てボランティアで開催しておりましたが、この活動が住民に周知され必要とされているので、今後も継続するための今年度の資金として助成金を申請させていただきます。

活動報告

当助成金を活用させていただき、NPO法人ソンリッサでは、高齢者向けにスマホ教室、健康教室、ヨガ教室、栄養講座、骨盤講座、運動講座など多種多様な地域サロンを10回開催し、述べ200名上の方に実施してさせていただきました。講師は社会福祉士、管理栄養士、保健師、介護福祉士、作業療法士などの専門職が実施しました。
引きこもりがちな高齢者の孤立予防・居場所を行う地域健康サロン事業が住民に周知され参加者数も増え、参加者全体のアンケートの満足度、リピート率も95%以上を超えました。参加者の90%以上が、「人との繋がりを感じて嬉しかった」とも回答いただきました。

今後の展開

地域サロン終了後に、「常設の居場所で健康相談や、参加者同士で交流できるカフェが欲しい」「多世代で交流をしたり、イベントにも参加したい」との声もたくさんいただきました。
そのため、今後の展開としては多世代が集うコミュニティカフェを常設で運営することを目標として活動して参ります。常設のコミュニティカフェにより、多世代の交流の機会や、社会参加の機会、居場所を作ります。コミュニティカフェは、前橋市の山間部である城南地域の拠点にて実施します。住民の方々と今まで当法人が培った経験を基に丁寧にやりとりをして、引きこもりがちな高齢者の社会参加につなげます。また高齢者だけでなく、高校生や子育て中の母親、妊婦さんなども参加しやすいような場づくりを行います。
また、当法人のスタッフや多くのボランティアスタッフが寄り添い、多世代が自然と交流できるような声かけを通して安心・安全の居場所をベースとしたコミュニティに育てます。また定期的に当法人のスタッフや地域の方々が、地域健康サロンやそれぞれの得意を生かした多世代向けのイベント(例えばお母さんのための健康ヨガなど)、マルシェ、など様々なイベントや企画を開催し、多世代が楽しみながら、ほっと一息つける居場所を目指します。

添付資料