「地域助け合い基金」助成先報告

 サポート結

徳島県那賀町
居場所見守り生活支援移動支援

助成額

150,000円2021/10/05

助成⾦の活⽤内容

那賀町1層協議体「那賀町元気な地域づくりネットワーク会」が主体となり、1層生活支援コーディネータ―の亀井氏が制度案を作成し、今年度、町に具体的な制度を提言した。令和4年度施行される予定の介護保険の総合事業を活用した生活支援団体補助事業において、自動車を活用した生活支援が補助内容に含まれることとおおむね決定している。
那賀町最大の課題である買い物、移動困難者を公共交通だけに頼らず、官民一丸となって解決するために、住民による住民のための移動手段を活発に那賀町全域で進めていきたい。
そのために、当団体が主催となり、国交省大臣認定福祉有償運送運転者講習及びセダン等運転講習を1回実施する。
一歩目として、当団体の会員及び那賀町の移送支援を実施している個人や移送支援を検討する4団体の会員有志24名を対象に移送支援の担い手を養成する。また、今後、町内で移送団体の立ち上げや移送支援実施の際、運転講習を町内で随時実施できるよう、本対象の24名には、インストラクター運転者養成講習を合わせて実施する。本助成金はその講習費用に活用させていただきます。

活動報告

那賀町1層協議体「那賀町元気な地域づくりネットワーク会」が主体となり、1層生活支援コーディネータ―の亀井氏が制度案を作成し、今年度、町に具体的な制度を提言した。令和4年度施行される予定の介護保険の総合事業を活用した生活支援団体補助事業において、自動車を活用した生活支援が補助内容に含まれることとおおむね決定している。
那賀町最大の課題である買い物、移動困難者を公共交通だけに頼らず、官民一丸となって解決するために、住民による住民のための移動手段を活発に那賀町全域で進めていきたい。
町内で移送支援を広く推進実施するにあたって、道路運送法に抵触する、いわゆる白タク行為を誘発しないためにも、令和4年度に施行される補助制度の活用を住民に推進する。また、生活支援団体の構築推進、安心安全な移送支援を町全域で推進するためにも、交通事故及び車両を活用した生活支援にかかる事故防止に関する知識を習得する必要があることを合わせて今後も、推進し町内全域で意識の醸成を図りたい。
補助事業では国交省大臣認定福祉有償運送運転者講習は必須ではなく義務化されていないが、活動する人も利用する人も、講習を通じて、一定の知識と心構えを持ち事で安心でき、取り組みが広がりやすくなる。また、高齢のボランティアが多く引退していく人もいると考えられるため、継続的に人材を育成することが必要である。今後、大臣認定講習ではなくても開催しやすい環境を作る必要があり、インストラクター育成は必須である。来年度以降については、各団体資金や町の団体補助金の活用、会員個人の受講料負担で講習を実施する方針。

そのために、当団体が主催となり、那賀町林業ビジネスセンターにて、全国移動サービスネットワーク副理事長2名、関西STSネットワーク連絡会の講師を依頼し、12月9日、10日の2日間にわたって、国交省大臣認定福祉有償運送運転者講習及びセダン等運転講習を実施した。講習の中には、視覚障がい介助や車いす介助、実際に人を乗せての運転技術の実技がありました。

当団体の会員及び那賀町の移送支援を実施している個人や移送支援を検討する4団体の会員で資格取得希望25名を対象に移送支援の担い手を養成した。また、今後、町内で移送団体の立ち上げや移送支援実施の際、運転講習を町内で随時実施できるよう、本対象の25名には、インストラクター運転者養成講習を合わせて実施した。本助成金はその講習費用に活用させていただきました。

参加者の声
「当事者の気持ちを感じることができた」「常に相手の立場になって考え対応することが大切」「細かいところへの心配りの必要性」「大変参考になった」「ボランティアはサービス業」「させてもらってありがとうの気持ちを持ち続けることの大切さを感じた」「思いやりと気配りは想像力。想像する力を伸ばしたいと思った」「どんな相手、どんな場面でも相手への気遣いが大切だと思った。」「自分自身の運転マナーを考えるいい機会になった」「自分自身も参加者も全国や徳島県、那賀町でも最大の課題である移動送迎について考え学べたことをこれから実践に活かしていきたい」

今後の展開

福祉とは、ふだんの(ふつうの)くらしのしあわせ。
「いつまでも ふるさとで すこやかに」を合言葉に、特に高齢の方が住み慣れた那賀町で、自然に親しみながら、気心しれた家族や地域の人々と健康的で心豊かに暮らし続けたいという住民の気持ちに寄り添って、応援、支援することが私たちのミッションです。
現代の様々な制度も活用しながら、“自分たちの地域は自分たちで良くしよう”という住民主体の地域づくり活動をこれからも続けていきたいと思います。様々な職種や分野、立場の人も参画し横断的連携と協働で元気な地域づくりのためのネットワークを広げ、地域の課題解決に取り組んでいきます。

那賀町第一層協議体/西部サポート結 青木 紀男
那賀町第一層生活支援コーディネータ― 亀井 伸幸

添付資料