「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 みなと計画

北海道江別市 ウェブサイト
居場所

助成額

150,000円2021/11/02

助成⾦の活⽤内容

◆企画名
BLUE‐D-DAY 2021
◆内容
今、若者が「知りたい」ことや「聴きたい」ことを自ら企画をして、セッションを組み、商店街内の複数会場で同時に開催する分科会形式のフォーラムです。
一年かけて準備をし、秋頃に開催していますが、知識やスキルを得られるのはもちろん、様々な出会いが生まれる場にもなっています。
若い方々の「今」がダイレクトに表現されるよう、事務局は必要最低限のサポートのみ行い、あとは全て若者自らが企画します。

◆地域共生社会推進に向けた助け合い活動について
当イベントは商店街を会場にして開催するイベントとなっています。普段商店街は地域住民の年配の方々しか利用をしません。そのような課題感のある商店街をBlue-?-DAY2021を開催することで、商店街に抜けてしまっている若者というピースをはめ込むことができ、商店街自体の魅力にも触れてもらう機会となっています。
会場は、商店街にある飲食店・区会館・ギャラリー・プログラミングの教室を行っている教室・ゲストハウスを借りて実施しますので、各企画で会場を利用することで、地域の魅力や会場を運営している方々とのつながりを醸成することもできます。さらに、通常は別々で運営をしていて交流の機会がない施設同士も、イベントがハブとなり相互に関わることが可能となっていて、地域共生社会推進に関連しております。

◆対象について
対象がユースや若手社会人と設定しておりますが、企画を立案しているのが、学生や社会人1年目~3年目の社会人となっており、その関係で明記させて頂いております。
取り組みの発信自体は若者からが中心とはなりますが、参加者は若者から大人と幅広い年代に参加して頂いております。当日の若者の企画を見て、「面白い!」「一緒にやりたい」と思ってくれる参加者も多くいらっしゃいます。今年度も全年代を対象として開催を致します。

活動報告

この度さわやか福祉財団様からの助成金を頂き、商店街にてBlue‐D-Day2021を開催することが出来ました。参加者はオンラインを含めて19名の参加がありました。開催したことで実現した内容は以下の通りです。

<ユースによる企画実現と商店街への流入>
Blue‐D‐Dayではユースの”知りたい”や”聴きたい”を自ら企画するフォーラムです。
今回企画されたのは、就職活動や新卒で働き始める学生が、自分自身のやりたいことの見つけ方を大人と関わりながら見つけるという企画や、NPOで働く人同士が対談し、参加者に働き方の選択肢を広げたりすると共に、対談者同士もキャリアを見つめなおす機会とすることが出来た。またイベントを開催した江別で活動する大学生の学生団体(EBETSUto)が、江別のPRのための企画を行い、参加者と一緒に名所Mapを作成しました。これにより、商店街だけに限らず地域の魅力を参加者に伝えることが出来ました。
さらに、飲食やギャラリーを行う企画もあり、その際には商店街の各施設の協力を得て実施しました。これにより、この場所で”自分のやりたいこと”・”こんなことが出来る”という風に企画者と参加者に認識してもらえました。これが今後、商店街の課題の1つであったユース層が抜けてしまっている点を補うことが出来るようになるのではないかと考えています。

〈参加者からの声〉
・対談を通じて自分の世界が広がった
・普段聞けないような、他大学の人たちの話を聞けてよかった
・色んな空気感が混ざっていてよかった
・商店街を巡りながら、楽しんだり,学んだりするスタイルがよかった
・自分の何か勇気を持って自分のやりたいことや夢に向かって一歩踏み出したい気持ちになった
・人と人が繋がる良い企画だと思った

〈新たな協力者の醸成〉
今回オンライン配信をする上で、会場の1部でYouTube配信を行いました。運営では、そのような機器に精通するメンバーはいませんでしたが、商店街の方に協力して頂き環境を整備することが出来ました。
また、対談や企画で関わってくれた人が来年度以降に開催する際に改めて協力してくれると考えています。運営者の中には、今回のBlue‐D‐Dayをきっかけに次の企画を一緒に作って欲しいと、声をかけられたメンバーもおり、繋がりの醸成が出来たと感じています。

今後の展開

今回で第4回の開催を終了し、今年度は運営を全て若者主体で行ってきました。第4回は運営の想いを主として考え企画運営を行いましたが、外からの意見を拾い切れたとは思っておりません。次年度からは外からの意見を積極的に拾うと共に、これまで関わってくれた人との繋がりの輪を次々と広げていこうと考えています。
このBlue‐D‐Dayが地元だけでなく、北海道で求められるイベントとなり、自分を表現できる機会となる事を目指しております。
また今回、さわやか福祉財団様から助成をして頂くにあたり、生活支援コーディネーターともコンタクトを取ることが出来たので、前述したイベントの目指す形にしていくため、協力をしていきたいと考えています。

添付資料