「地域助け合い基金」助成先報告

 瀬台野東行政区セーフティネット会議

岩手県奥州市
見守り生活支援

助成額

150,000円2021/12/13

助成⾦の活⽤内容

コロナ禍の影響で地域福祉活動の自粛を余儀なくされる場面もあり、福祉的な支援を必要とする方の社会的孤立や虚弱の問題が地域の課題として挙がっている。
まずは課題への対応として、「ふれあい・いきいきサロン」を実施し、高齢者等を中心に交流の場や居場所づくりをすすめて行きたい。場所は地域内の自治集会所施設2カ所を予定している。また、コロナ禍が長期化することで支援者側の意欲低下も見られていることからサロン新規開設という成功体験を通して、今後の福祉活動へ向けたエネルギーを生み出していきたい。サロンは、12月中旬の実施を予定しており、決定した場合は活動に間に合うよう助成金を交付していただければ幸いである。

活動報告

私達「瀬台野東行政区セーフティネット会議」は令和3年度からの活動でした。

まずは何から始めるべきかと、スタッフ5人と語り合い、最初は高齢者の集まれる居場所づくりを考えました。それには、場所はどのような環境がベストなのかいろいろ模索して、一番の難問から消して進めようということになりました。
その結果考えたのは、この面積の広い我が行政区では、1カ所だけの集まれる居場所では、自分の足で通うことは困難だと判断し、2カ所の設営を試みました。

さて、場所は2カ所使えることが決まりました。しかし、その1カ所の設備が、高齢者には、課題の多い所でした。高齢者は足・腰・膝・痛いところばっかりですので、まずは折りたたみ椅子、椅子用の長テーブルが必要となりました。その後、集まるごとに、いろいろな消耗品、小物などが必要になりました。

昨年の12月からの「いきいきサロン」を椅子もテーブルも使ってゆっくりとした環境で開催することができました。第1回目のサロンでした。さわやか福祉財団様の助成金をフルに活用させて頂き、課題の多い集まれる場所も、狭いながらの居心地のいい集まれる居場所となりました。本当にありがとうございました。

2カ所での、月1回「いきいきサロン」でしたが、1月以降のサロンは、コロナ感染防止のために中止が続き、12月だけで令和4年度に入ってもなかなか開催が出来ない状況が続きました。これではダメだ、コロナに負けてはいられない。ではどうしたらいい?・・・・外で出来る・・・「ラジオ体操」をやろうと決断しました。
それからは、今、現在まで休むことなく、毎月「いきいきサロン・あおぞらラジオ体操」を開くことができています。全員が名札を首に下げて笑顔で参加できています。

この9月からは同じ場所で「いきいき百歳体操」も立ち上げることができました。毎週2回の活動も加わり、賑やかな行政区になったと思います。どの活動も高齢者を中心に交流の場や居場所づくりになっています。コロナ禍の影響もあり、ほとんど交流のない住民がその都度顔を合わせて笑顔でお話している様子を見ることができています。

今後の展開

これからの活動は、今現在の活動を焦らないでスタッフと参加者と協力しあいながら、同じ気持ちで長く長く続けられるような体制づくりです。
今は、全員が楽しく、元気に集まってきています。これから先もこんな感じで進みたいです。

私たちの活動は、始まってまだ1年の活動です。まだ参加できていない人たちにもどんどん来て頂き、どなたでもお話や運動ができる楽しみを味わってほしいです。元気になりましょう。
男性の方の参加を歓迎いたします。お待ちしています。

添付資料