「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 a little

兵庫県西宮市 ウェブサイト
居場所見守り生活支援

助成額

150,000円2021/12/13

助成⾦の活⽤内容

ひとり親家庭に対する食糧支援事業に活用致します。
現状は、大丈夫だよ!基金から助成いただいたものを原資に2021年10月から2022年1月までの計4回の食料支援を開催する予定にしておりますが、それ以降の支援にについては未定の状況です。
毎回、定員以上のお申し込みをいただいている状態であり、2022年2月以降の食料支援についても開催に向けて、準備をしているところです。この基金から助成をいただくことで、2022年3月まで実施可能となります。
当事業の趣旨は、日々、生活に追われているひとり親家庭にとって、関心が高いと思われる食を通じて、出会い、ほかの支援・団体につなぐことで、ひとり親家庭の地域からの孤立を防ぐことです。

活動報告

西宮市に住むひとり親家庭に対して、月に一度食料支援を実施し、顔を合わせることができました。
※参加者数は別紙の通りです。

2021年10月から開始した食料支援ですが、これまで出会うことのなかったご家庭と接点を数多く持つことができました。また、追手門学院大の葛西ゼミの学生達が、ボランティアスタッフとして参加し、3月には食料支援開催日に合わせて、子ども向けのイベント「防災マスター!!みんなで学ぼうさい」を開催してくれました。フードバンク関西様、コープこうべ様からは継続的に食品の寄贈をいただいております。4月はよつ葉ホームデリバリー様からお米をいただきました。活動を通じ、協力いただける団体等が増えてきており、感謝しております。
参加者からの声を一部紹介します。
・a littleさんにたどり着けて良かったです。「誰かが一緒に考えてくれる」、「知ってくれている」というのはとても大きいことだなと改めて感じました。
・alittleさんと出会えて、私だけでなく家族も元気になっていくことが本当にうれしいです。
・買い物に行く回数が減り、その分子どもとゆっくり過ごせる時間ができたり、心の余裕ができたりと様々な恩恵を受けています。

今後の展開

この度、助成金や寄付、食料や雑貨類などの物品をご提供いただくことで「西宮ごはん」(食料支援)を継続して行うことができました。利用された方々から「食卓が明るくなった」「よい思い出ができた」との感想をいただきました。「西宮ごはん」(食料支援)が経済的な支援にとどまらず、精神的な支えになっていることを実感しています。また、継続的に行うことで、利用されたご家族とスタッフが少しずつ顔見知りになり、会話も増えていきました。その中で日々の生活状況や困りごとをお聞きし、時には当団体の家事サポートを開始したり、そのほかの団体の支援につなげることもありました。普段は外出をしないお子さんが「西宮ごはん」のときに、おやごさんと一緒に来場し、スタッフと遊んで帰るようなこともありました。今後も「西宮ごはん」(食料提供)がひとり親家庭との出会いのきっかけになるように継続して行います。西宮市内でひとり親家庭が地域から孤立することなく、子ども達がのびやかに子どもらしい時間を過ごせるように活動していきたいと考えています。これからも私たちの活動が広がり、だれもが気軽に「助けて」と言えて、安心して「たすけるよ」と言える社会をめざしていきます。

添付資料