「地域助け合い基金」助成先報告

 楽只楽し

京都府京都市北区
居場所見守り

助成額

150,000円2022/01/20

助成⾦の活⽤内容

コロナ禍で外出の機会や交流の場の減少に伴い、高齢者のフレイル予防や孤立の問題が喫緊の課題となっている。そのような状況の中、当該学区では小学校の閉校により、これまで高齢者の居場所として活用していた空き教室の使用ができなくなった。
今後も高齢者をはじめ地域住民が安心して気軽に集える場が必要であると考えていたところ、日々の見守り活動等で連携している学区消防分団より消防器具庫内の場所提供の申し出があった。
十分な換気設備やスペースの確保などの感染症予防対策や高齢者が安心して使用できるよう手すりの設置などの修繕が必要なため、今回この基金の情報を得て応募を決意することになった。
この基金を立ち上げ経費と安全面や衛生面に配慮した環境を整えることに活用し、誰もが安心して気軽に集える居場所となるよう取組を進めていきたい。

活動報告

コロナ禍で外出の機会や交流の場が減少した地域の高齢者を対象に、学区消防分団の消防器具庫内を一部改修し、居場所「ほっこりきっちゃ店」を月1回立ち上げました。
月1回、2時間の開催で、1回平均30名程度の高齢者が来店されています。
地域包括支援センターの職員も覗きに来られ、相談の場としての役割も果たしています。
また、近隣の大学に通う学生も「おじいちゃん、おばあちゃんが楽しそうに集まっている!」と気楽に仲間に入ってこられます。
換気や消毒などの感染対策を講じて、密にならないよう気をつけながら、スタッフの手作りお菓子やお茶で交流を楽しんでいます。
今後も参加者が増えれば、スタッフの負担も考慮しながら、開催日を増やすことも検討したいです。

今後の展開

地域の高齢者が気軽に来て“ほっこり”できる居場所となれば、と立ち上げました。
「月1回の交流を楽しみにしている」との声や新たなお友達を誘って来店される様子にこちらも励まされています。
今後も閉じこもり気味の高齢者が外出できるような働きかけや工夫を検討するとともに、この「居場所」を継続、発展できるようスタッフとともに取り組んでいきます!

添付資料