「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 優人

京都府城陽市 ウェブサイト
居場所見守り生活支援移動支援配食・会食

助成額

150,000円2022/03/01

助成⾦の活⽤内容

こども食堂の充実及び新たにこどもの居場所事業に取り組んでいきたいと考えています。単なる食堂ではなく、居場所としての食堂、いつでも相談のできる食堂として在りたいと思います。常駐の職員2名は、社会福祉士、精神保健福祉士を有しており、現在もそうですが、高齢者、障がいのある方、児童等の相談に関する取り組みを行っています。生活不安や悩み事、福祉の諸制度に関する助言等はじめ、これから益々増えるであろう児童の孤食あるいは中間孤食、ひきこもり、潜在的な生活不安や悩み事、生き辛さを拭える居場所活動に勤しみたいと考えています。
更に、飲食店の営業許可を申請中なので、こども食堂に来れない子供たちやひとり親家庭へのデリバリーやテイクアウト事業等、食を通して近隣の子どもたちの触れ合える時間・場所を作り上げていくことを目標としています。

活動報告

こども食堂等開設以来、急ピッチで使用してきた給湯器が摩耗し、度々停止のような症状が現れ、活動に支障を来すようになってきました。そこで、本助成を活用させて頂き、給湯器の取り換えを実施しました。これにより、従来の使用機器よりガス使用の許容量が増えた為、安心して調理を行うこと、またお湯の使用ができております。工事期間中は、ガスが使用できないため、電気機器等を代用して児童と共同調理を行いました。
特に本年度、事業所の一角を改修し、キッチンカウンター及び調理場を設け、飲食店の営業許可を取ったこともあり、更に使用頻度が高くなった為、本事業へのご協力、大変助かっております。
現在のところ、週3回のこども食堂(地域の方々も来れるように地域食堂として開設もしました)、又本年度よりこどもの居場所事業も開設しておりますので、そちらでの軽食づくり等に非常に役立っております。
大多数が地元の小学生ですが、時折中学生や親御さんと共に幼児も来られ、賑わっております。
来て頂いた方からは、共同調理で一緒に作ることができたり、事業者からの提供もあり、選べるので子供たちにとっても良い機会になるし楽しいと仰って頂いております。又、みんなで一緒に食べるので、家では食べる量も少ないけど、楽しい空間でみんなとしっかり食べるのには驚いています、と親御さんからお話を頂いております。

今後の展開

当法人の取り組みは、平成21年4月に遡ります。介護保険法や障害者総合支援法等福祉の諸法令の適用を受けず、福祉の自主事業として開設しました。
縦割りの福祉制度では救えないニーズや悩み事、老若男女問わず集える場所づくりを目指して14年目に突入しています。
主な事業は、訪問、外出支援、相談事業、そして集い場として駄菓子屋、こども食堂(京都府補助事業)、こどもの居場所事業(京都府委託事業)、飲食事業(イートイン、テイクアウト、配食)、その他月ごとの行事として、流しそうめん、縁日、お月見会、クリスマス会、餅つき会、などなど地域の皆さんが楽しめる行事も盛り込み、「ここに行けばほっこりする」や「あそこに行けば何か教えてくれるよ」、というような集い場になれるよう、日々頑張っております。
生きづらさを抱える方の悩み相談やふらっと立ち寄ることのできる集い場の展開を、地域に向けて発信していくこと。又案内チラシやWEB上でのお知らせなどに力を注いでいきたく思います。
又、ご協力頂いておる城陽市社会福祉協議会様とも連携を取り、ニーズの把握や紹介、又同社協様にはこども食堂や地域食堂、駄菓子屋など、地域の方の集いの場に見学会の機会を設けるなど、一層の交流を深めていけたらと思います。

添付資料