「地域助け合い基金」助成先報告

 キッズ・シルバーコミュニティー(ふうちゃん)食堂

大阪府高石市 ウェブサイト
居場所配食・会食

助成額

150,000円2022/03/15

助成⾦の活⽤内容

子どもと高齢者が少しでも健やかな日常を送れるように、食について考えながら心身の健康の増進を図るためには、身近な地域から活動を進めていく事が、重要だと考えています。
核家族、少子化、家庭事情等で、家族以外の人とのかかわりが少なくなる中、孤食で寂しさなどを感じている子どもたちが会話を楽しみ、学力の向上を目指すことで将来に希望を抱けるよう、コミュニケーションをとるための場、学びの場、高齢者たちをつなげるばとしての機能を併せ持ち、子どもにとっても高齢者にとっても”温かいご飯を誰かと一緒に食べる”ことで、地域の繋がりをつくり、支え合う意識を持つことが可能になり、子どもの発達、高齢者の健康増進に寄与することを目標としています。その為には、何より継続することと地域に密着することが大切だと考えます。

活動報告

地域のひとり親家庭、独居老人、コロナ禍で困っている家庭にお米はじめレトルト食品を届けるフードパントリーを3回実施することが出来ました。
参加者からは、『こんなに頂いて良いの?』「お米は本当に助かります。』足を怪我して休職している方もおられました。
多くの方から感謝の言葉も寄せられました。

パントリーに参加出来ない家庭に高石母子父子寡婦福祉連合会と協力して、宅配にて戸別に届けることが出来ました。

地域の小学校の4年生の社会の授業でのこと。
問:この地区に住んでいて良かったこと。
回答:ふうちゃん食堂があること。
キッズ・シルバーコミュニティー(ふうちゃん)食堂をこの地域で開始して6年目も半ばになり、地域に密着した子ども食堂となって来ていることに感慨を覚えた。
今後も、より多くの人々に求められる食堂、地域になくてはならない居場所となるよう、地域の方の声を生かして継続していきたいと願っています。

今後の展開

コロナ感染防止の為、現在はお弁当の配布を実施しているが、”温かいご飯をみんなで一緒に食べよう”のキャッチフレーズどおり食堂で一緒に食べれるようにしたい。
食事室利用については、公民館規程の一部を緩和してもらう必要がある為、関係部署に働きかけ早期に食事出来る体制にしたいと願っています。
会の名称にもあるキッズとシルバーを対象に、世代間交流、さらに世代を超えての関りを大切にする居場所作りをし、子どもが将来に向け身に付けなければいけないコミュニケーション能力、協調性を身に付け、将来に希望を持てる元気な子どもが溢れる地域になってほしいと願って活動を続けたいと思っています。
また、簡単な調理実習をし、自分でご飯が炊けるなど最低限生きていく為に必要な能力を身に付ける体験活動にも注力する予定です。
何より、子ども達には学習の大切さを伝え、宿題をする場、学習支援も再開したいと思っています。

添付資料