「地域助け合い基金」助成先報告
ひよし生活応援隊
千葉県富里市助成額
150,000円(2022/03/30)助成⾦の活⽤内容
ちょっとした生活支援が足りず困っている方々に対して有償ボランティアを行う。
高齢者、高齢者家族、障がいを持っている方、産前産後や子育て中の急病などで困っている方等を対象とし、気軽に頼める生活支援サービスとして地域に定着させたい。また5年後10年後に訪れる超超高齢化社会に慌てることなく、うまくこのサービスが回っていられることも目標の1つである。
サービス内容は、ごみ捨て、草取り、洗濯干し、携帯パソコンの買い替え支援、簡単な操作、等その他この会の主旨に合致している支援なら臨機応変に対応していく予定。
活動報告
助成金の活用により、生活支援を中心とした「ひよし生活応援隊」というボランティア団体を立ち上げることができました。
サービス名は「ちょこっとサービス」とし、令和4年5月スタートしました。
令和4年5月にスタートし令和5年3月末での利用件数は300件となりました。
草取りや買い物代行、ゴミ出しはもちろん家具移動や庭ホースのメンテナンス、建具の調整、パソコン携帯等の操作から契約同行、多種に渡ったニーズがありスタッフも驚いています。また、そのニーズにこたえられる高スペックをもった協力員が多数いるということも「ひよし生活応援隊」の自慢でもあります。
行く先々でとても喜んで頂けてリピーターさんも多数です。
現在の利用会員は66名、協力員登録者は39名となります。
取り組みの上での問題点は、かなり耳が遠い方との意思疎通がうまくいかず草取りの際、残しておきたいものと取っても良いものが食い違ってしまったということがありましたが大きなクレームにならないうちに作業した方、コーディネーター、SCとともに自宅へ伺い、状況をあらためて伺い謝罪して円満解決に至りました。
参加者の方にはいつも「こんなサービスを待っていました。」「本当に助かります。」「このサービスのおかげでまだしばらくここにいられるわ」など本当に協力員の励みとなる声を毎回いただいております。
協力員の中には障がい者施設の責任者も登録してくださっており、草取りや粗大ごみの破棄などでは、施設の利用者の生徒さんも加わってくださり地域の方とのコミュニケーションを取れる機会になって施設としてもとても嬉しいとおっしゃってくださっています。
地元で行われる福祉祭りにて、広報活動の一環として「ひよし応援隊」の活動報告をした際、来場者を対象に、「ひよし応援隊」のマスコットの名前募集のイベントを行いました。皆さん可愛いかわいいとおっしゃってくささり200件を超える応募があり「応援隊鳥 ひよ太」に決定しました。地域の皆さんに顔を知ってもらう良い機会となりました。
今後の展開
地域の方が安心していつまでも住み慣れた場所で暮らしていける街づくりを目指して発足した「ひよし生活応援隊」です。ちょっとした困りごと、とりあえずなんでも相談していただければ嬉しいです。
例えば、大仕事になりそうだという終活のお手伝いなどで荷物整理を頼まれることがあれば、短い時間で何回かに分けてという形で協力員さんにも無理なくお手伝いできるような体制を取っております。
今後さらに、このような依頼も増えてくることとおもいます。利用者さんも、きょうりょくいんさん
「ひよし生活応援隊」では、これからのこの地域の課題は移動手段と考えています。
バス停まではいけない、介護タクシーはまだ使えないという方、免許を返納したいがその後が心配という方が非常に多いです。そんな方が気軽に移動できる手段として、「ひよし生活応援隊」ちょこっと移動サービス部門の立ち上げを考えて話し合っております。
毎回の通院、意外と多い病院から病院への移動、集いの場所への移動、映画やカラオケを楽しみたいなどなど、どんな目的にでも利用できる、ボランティアによる移動支援を目指しこれからも頑張っていければと考えております。