「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 コミュニティワーク研究実践センター

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その他

助成額

150,000円2022/05/17

助成⾦の活⽤内容

北海道内の生活困窮者支援機関同士が助け合あえるネットワークづくりのため、エリア毎の生活困窮者支援機関情報交換会を各地に訪問しながら実施することで顔の見える関係づくりを構築し、ネットワークの促進を行う。生活困窮者自立支援制度にはお互いに支え合える地域づくりが理念として掲げられている。そのため、困窮者支援機関のネットワークを促進することは各地の地域づくりが垣根なく発展していくことに繋がる。また各地域の社会資源の把握・連携促進も期待できる。このネットワークは今回のコロナ禍のような緊急事態に人と人支援機関同士を繋ぎ、地域基盤を整備する狙いもある。地域の支え合い活動が促進していくための中間的役割をもつ生活困窮者支援機関を支援することは将来的に一人ひとりが活躍できる地域づくりに繋がる。またその理念を共有していくこともネットワークの役割と考える。【方法】
生活困窮者支援北海道ネットワークのあり方を検討する委員会委員を中心に道北・道南エリアなどを訪問。移動可能・連携しやすい範囲での情報交換会を開催することにより日常的な情報共有体制の構築を図る。

活動報告

今回の助成事業の活用により、生活困窮者支援を主語に地域づくり及びネットワーク構築をさせて頂いた。北海道全域のネットワーク構築を行い、情報交換会等を実施。生活支援コーディネーターへの情報交換会への参加呼びかけを行い、生活支援コーディネーター研修での企画等も検討し、今後の連携及び、生活困窮者支援の理解促進と相互理解を図ることが出来た。

6月~10月 
北海道内の生活困窮者支援機関同士が助け合あえるネットワークづくりを目的に、エリア毎の生活困窮者支援機関情報交換会を行うため、オホーツク管内の生活困窮者支援機関に生活困窮者支援北海道ネットワークのあり方検討委員会委員長と共にネットワークへの参加を呼びかけ、情報交換会を行った。(北海道庁職員3名、北見市社会福祉協議会2名、検討委員1名、NPO団体3名計9名)
生活困窮者支援機関同士の連携促進を働き掛けた。

11月~5月
生活支援コーディネーターやNPO団体、生活困窮者支援に関わる様々な制度の機関等の顔の見える関係づくりを構築することを目的に情報交換会への参加呼びかけを行い100名の参加者が集まった。

活動を続ける中で生活困窮者支援を主語に重層的なネットワーク構築を目的として、北海道内における生活困窮者支援ネットワーク(どうねっと)を立ち上げる事となった。
事業報告会にてどうねっと立ち上げに向けての呼びかけを行い、そのネットワーク立ち上げのためのコーディネーターとして生活困窮者支援全国ネットワークより講師を派遣依頼し、どうねっと立ち上げに向けてのアドバイスを頂いた。

5月~6月
生活困窮者支援制度への理解促進のため生活支援コーディネーター研修への参加、研修内容を検討
(研修実施は7月20日を予定)

今後の展開

孤独孤立の問題が取りざたされる今、人と人の繋がりを繋ぎ直し、困ったときに相談しあえる地域づくりが必要です。生活困窮者支援法の理念に置かれている、生活困窮者支援を通じた地域づくりとはそういった人と人とのつながりを再構築し、再孤立化の未然に防ぎ困窮状況の深刻化を防ぐ目的もあります。
生活困窮者支援とは全制度にまたがるプラットフォーム的機能があることから、各福祉事務所設置自治体単位に置かれている。また、各地域に配置されている生活支援コーディネーターについてとの連携や、その他の制度機関、NPO等様々な団体がつながり、連携をしていく関係性が日常的に構築されることで、コロナ禍や災害のような緊急時に即時に対応できる体制整備を行う事が出来ると考えています。
そのため、今後立ち上げる北海道生活困窮者支援ネットワーク(どうねっと)には困窮者支援に関わる民間団体や行政機関以外にも、企業など誰もが繋がることのできる団体を目指しています。今秋をめどに立ち上げを予定しています。北海道生活困窮者支援ネットワーク(どうねっと)が立ち上がった際には是非皆様のご参加をお待ちしております。

添付資料