「地域助け合い基金」助成先報告

 なでしこ放課後みんなの食堂

神奈川県平塚市
居場所生活支援配食・会食

助成額

150,000円2022/07/14

助成⾦の活⽤内容

現在、お米やご寄付いただいた食品を無料配布するフードパントリーの活動とテイクアウトのお弁当配布を行っています。しかし、コロナ禍が収まってきたら即、地域のコミュニティ食堂として再開したいと思っています。コロナ前は飲食店を提供していただき、地域コミュニティ食堂として開催していましたが、コロナ禍になり、広い自治会館をお借りしてフードパントリー活動を開催してまいりました。しかしこの自治会館で食堂を再開するには、キッチンのリフォームをしないと保健所からの許可が出にくいとのことです。そこで手洗い場所をもう1ヶ所と、洗い場専用のシンクを付けていただく工事費を助成していただきたく申請いたします。

活動報告

私たちの住んでいる平塚市なでしこ地区では、2019年11月に、この地区で初めてのコミュニティ食堂として今は予約でしか開店しない地域の飲食店をお借りし、オープン。しかし、2020年コロナ禍になり食堂としてはオープン出来なくなり、場所を地域の自治会館を利用し、フードパントリーに切り替え開催してきました。コロナ禍のフードパントリー活動の来場者数は現在までで、600人を超えています。コロナ前のような賑やかな雰囲気はまだ求められないですが、孤食をなくし、地域の居場所としても機能できる取り組みは、地域コミュニティが築ける大事な活動だと確信しています。
そこで、このまま広いスペースのある自治会館でテイクアウト弁当販売、食堂として開催したいと思いました。そして、その活動をする為には、キッチンのリフォームが必要でした。しかし自治会館は地域みなさんのために使う施設であるので、リフォームするには住民の許可が必要なため、自治会長さんに相談したり、700世帯に手紙を出し、許可を得てリフォーム工事を行いました。
嬉しかったのはその手紙を読んだ方から、応援メッセージをたくさんいただけたことです。
また食材のご寄付などがいただけたり、支援の輪が広がった感じがします。
そして、手作りテイクアウト弁当を堂々と販売することが出来ています。本当にありがとうございました。

今後の展開

なでしこ放課後みんなの食堂は、平塚市内では唯一の地域と連携したコミュニティ食堂として取り組んでいます。
このなでしこ地区は7つの自治会で構成されていて、各自治会をはじめ、地区社協、福祉村、民生児童委員、小学校、商店街を巻き込んだスタイルで活動しております。そのため地域連携が出来ており小学校からの情報や、民生児童委員の協力などで必要とされる方々へも届けできるよな体制が出来ております。商店街のお店では、チラシを店頭に貼っていただいたりご寄付していただいたりと、本当にこの活動を支えていただいております。
今後の展望は、子どもたちと高齢者の交流や、学習支援も行っていき、少しでも地域が活性化できる一助となればと思っております。そしてボランティアスタッフの皆さんが更に生き生きと笑顔で活動出来る工夫も必要だと感じております。
現在、食材や衛生用品、お弁当容器などの物価も上昇し、財政的にも切り詰めてやっている状況ではありますが、地域の子どもたちの笑顔を絶やさないために、これからもこの活動に邁進してまいりますので、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

添付資料