「地域助け合い基金」助成先報告

 カムカム子ども食堂

茨城県牛久市
居場所見守り配食・会食

助成額

60,000円2022/07/15

助成⾦の活⽤内容

活動の目的
社会的弱者の地域の居場所づくりと食を通して子育ての支援
*今は月1回の開催で昼食を提供している。一人親世帯・困窮世帯及びその他困難を抱えている親や子供たちの居場作りをして、親や先生以外とのふれあいの少ない子供達に年令を超えた交流の場を提供する。
*子育て支援サロンで活動している後期高齢者の方や、70歳を超える高齢者の方にもボランティアで参加していただき、折り紙、絵本、トランプやボードゲームを準備し、子供達との交流を図る。
*地域の区民会館をお借りし、区長さんには多大なる協力を頂いている。4月にプレオープンということで、地域の方、子ども会の役員の方、民生委員さんに来て頂き、ご理解、ご支援を仰いでいるところです。

活動報告

・7月 、10月 、11月、 12月と4回の子ども食堂を開催し昼食を提供し、困っている子供たちの支援や居場所作りができた。また、12月にはクリスマスイベントも開催することができ参加者にとても喜ばれ、助成金を頂けて本当に良かったです。
・準備する食事の分量が最初はなかなか予想できず苦労した。
・食事終了後、子供たちが手持無沙汰だったので、後方に空きスペースを作り、勉強・本読み・ゲームなどをできるようにした。
・最初はスタッフでやっていたが、回を重ねるごとに子供達との絆もでき、テーブルの消毒を頼んだり、男子中学生にはテーブルの片づけなどを手伝ってもらい、スタッフと一緒に活動ができ良かった。
・最初は、参加者より、ボランティアと見学者の方が多かった。広報活動に力を入れ、参加者を増やすことができた。
・大人を交えトランプ・折り紙・ゲームなどを行い、子供達に笑顔が見られたのは良かった。
・生活支援コーディネーターとの連携もでき、広報活動が広がった。
・近隣の民生委員さんに声をかけ、見学に来ていただいたり、気になる母子をお連れ頂いたりして、少しづつ理解・共感を得られるようになった。
・必要以上の世話をすることはなく、子供たちの自主性を促すようにした。
・後方の席にスタッフを配置し全体を見るようにして子供達を見守り、トラブルを起こさないようにした。
・来所者が子供に声をかけ、なにをやりたいかや不安なことなどの話を聞き、参加しやすいようにした。
・多年代のボランティアが、囲碁好きな中学生に対応したり、トランプを一緒のやり、多くのボランティアから、子供達と一緒に遊べて楽しかったとの声があった。
・子供たちから率先してお手伝いしますとの声が出たり、積極的にスタッフに声をかける子供も出てきて子供たちの居場所としても定着してきた。
・ビンゴゲームの後、後方で学年を超えてボール遊びをした。大きい子供は小さい子供にはやさしくボールを投げるなど配慮する姿が見られ、ほほえましく感じられた。
・4月から始め今ままで無事に開催できたことは、ボランティア、地域の協力者のおかげと感謝を伝える。
・こうしたらもっと良くなるのでは?こういうことをやったらどうか?など、皆さんから。遠慮なく声を上げてもらい皆で検討することを共有する。
・初めて参加した子供の親から、楽しかった。また行きたいと言っているとお礼のメールを頂きうれしい気持ちになる。
・助成金を頂いて活動を広げようとした矢先に、コロナ感染者が拡大して、8,9月の子ども食堂開催を断念せざるをえない状況になったのは残念だった。

今後の展開

一念発起して始めた子ども食堂、昨年4月に地域の方をお呼びしてのプレオープン、5月から本格始動して、12月まで6回開催することができました(途中8,9月はコロナ感染者が拡大のため中止)。
回を重ねるごとに地域の区長さん、民生委員、ボランティア活動の協力者など、活動に共感してくださる方々が増え、地域の市民活動として認知されつつあると感じています。
参加している子供たちもある程度固定してきており、スタッフとの囲碁を楽しみに来る中学生、折り紙を楽しみに来る小学生、おしゃべりを楽しみに来る子供たち、月1回でも助かってますとの親の声、また行きたいと言っているという声を聞くにつけ、本当にやって良かったと実感じている日々です。
それでもまだ十分浸透しているとは言えず、地域にこういう場所があるよ!ということをもっと広報したいと思います。そしてまだ一歩踏み出せない子供たちにこの思いが伝わり、繋げられたらいいなと思っています。
子ども食堂として本来の役割ができているかと言えば、まだ不十分であると言わざる負えませんが、”来る子どもが、必要としている子ども”と考え、急がず少しづつ前に進んで行ければと思ってます。
そして今一番大事なことは、続けていくことと思ってます。
地域の行事(12月には餅つき大会)にも参加させていただきながら、社協との連携、自らのボランティア活動を通して、勉強していきたいと思ってます。

添付資料