「地域助け合い基金」助成先報告

 よしいこ会

長崎県佐世保市
見守り生活支援その他

助成額

150,000円2022/10/19

助成⾦の活⽤内容

高齢者、認知症の方、子ども、障がい者、子育て世代の方を対象にして、一般的な生活支援を行うと同時に、外出支援との一体型支援を行う。訪問Bの補助金を申請する予定だが、3か月間の実績作りのための先行活動の資金としたい。安全運転講習費、保険代、マッチング活動の謝礼、ボランティア活動の謝礼等がそれにあたる。また、活動中を明確にするためのユニホームの作成も行いたい。

活動報告

私どもの地域は、公共交通機関の便が非常に悪く、通院するにも買い物するにもたいへん不便な状況です。
そんな中で、バスやタクシーを利用しての通院、買い物を行われている高齢者から、「バスの乗り降りや待つ時間の長さに苦労する」「タクシーを降りてから用事を済ませたり、買ったものを家の中までもっていったりするのに苦労する」などの声が多く寄せられていました。そこで、自家用車による外出支援ボランティア活動を実施することを考えました。ところが、開始するに当たっての準備資金がありませんでした。そこで貴財団より助成金をいただく申請を致しました。
申請が通り助成金をいただいたことで、事務局費やサポーターの保険代、安全運転講習会への参加費などを捻出することができ、念願のボランティア活動をスタートさせることができました。助成金無しでは、この活動をスタートさせることはできませんでした。
その後、サポーターも利用者も安心して活動することができ、チラシの配布や口コミで利用者が増えている状況です。
今後もこの外出支援ボランティア活動を継続し充実させていくことで、地域に暮らす高齢者が、通院や買い物に困ることが少なくなり、暮らしやすい地域になっていくよう努めてまいります。
貴財団の助成金は、その第一歩を踏み出すに当たって、とても貴重なものであり、励みにもなりました。サポーター一同大変感謝しております。ありがとうございました。

今後の展開

私たち「よしいこ会」の外出支援ボランティア活動は、これまで4カ月間の活動を行ってきました。地域の方には大変喜んでいただいています。支援する私たちサポーターも利用者様のお礼の言葉に励まされ、モチベーションを上げています。
今後、地域の人口の減少が進み、公共交通の便は増々悪くなると予想されます。私たちは、行政の施策を待つだけでなく、地域住民自ら、課題解決に立ち向かっていかなければなりません。そんな中で、「よしいこ会」はさらに重要性を増すと考えます。通院や買い物の支援の需要の高まり続けることが予想されます。
「よしいこ会」は、この課題に立ち向かっていきます。しかしながら、「よしいこ会」には現在サポーターが11名しかおりません。さらにその中の多くは仕事をしている方です。よって今後、利用者様の思い通りにマッチングをすることが出来ない状況になっていくと予想されます。
そこで、広報活動に力を入れ、利用者を増やすと同時に、私どもの活動に興味を持ち、理解してくださるサポーターの方も増やしていかなければなりません。この活動は地域住民を支えるすばらしい活動です。また活動を行うことで、自らの生き甲斐にもなる楽しみな活動です。
どうぞ私たちの仲間になってください。あなたの心にピンときたら声掛けをかけてください。私たちは、いつでもどこでもお待ちしています。

添付資料