「地域助け合い基金」助成先報告

 みんなの食堂

茨城県鹿嶋市 ウェブサイト
居場所見守り生活支援配食・会食その他

助成額

150,000円2022/11/29

助成⾦の活⽤内容

今年の10月に子ども食堂を開設しました。私たちは、食を通じて地域の子どもが集まることができるみんなの居場所を作ることを目的としています。この助成金を活用して参加上限人数を増やしていきたいと考えています。現在月1回の頻度を月2回にしたり、フードパントリーを実施したり、子ども達の食や生活支援をしていきたい。季節にあった作品制作や学習支援などを実施し、食事のメニューを拡充して食育の場としても機能させていくなど、ただ食べる場所だけではなく子どもの教育の場所として発展させていく予定です。
また、コロナ対策として、会場の清掃や消毒にも費用がかかりますし、子どもが多く来る場所ですので、マスクも予備でお配りしています。助成制度を活用させていただければと思っています。よろしくお願いします。

活動報告

助成金ありがとうございました。
助成金を活用して、昨年10月からみんなの食堂を開始しました。子ども食堂立ち上げのきっかけは、お蕎麦屋さんから、定休日のお店を使って子ども食堂を開設してはどうかと話があり、「よし、やってみよう」と子ども食堂をスタート。最初は、誰も来ないかもしれないけどとりあえず子ども食堂を立ち上げたが、活動資金がなく、今回、さわやか福祉財団の基金を知り、応募しました。現在は、市内のスーパーや地域の運送屋さん、野菜の問屋さん、市内の高校生、平井海岸に来ている「鹿嶋ライフガード」を巻き込んで、「温かい手づくりご飯の提供」「子どもたちの交流の場」「健全な子どもの育成の場」「地域の憩いの場」となっています。コロナ禍で、ニーズや不安が高まっている中、誰もが安心して利用できる食堂は、みんなの居場所になりつつあります。「大家族でなかなか食堂に行けないけど、無料で食べられる子ども食堂が近所にできてうれしい。」や、看護師を目指している学生に、「患者さんが自宅に戻っても、ひとりでご飯を食べると寂しいと話されていたが、地域食堂があることを知って患者さんに紹介できる。」と。食事とふれあいを地域で共有し、親子(子ども)と地域住民をつなぐ、多様な交流機会の場所として機能しています。今後は、地域の高校生や企業、福祉施設、社協、行政、生活支援コーディネーターとつながり、助け合いのできる環境を作っていきたいです。

<どのような活動ができたか>
みんなの食堂は、昨年10月にオープンしましたが、毎回30人以上の方に参加していただき、盛況に開催することができています。たくさんの親子、地域の人達に温かい食事を提供し、サウンドアート・クリスマスリースづくり・工作・飾り巻きずしなど企画しています。地元の農家さんや福祉施設、スーパーからお米、野菜、お肉などの寄付をいただきとても助かっています。地域から子ども食堂を応援してもらっています。

<参加者の声>
保護者⇒子ども4人がいるため、外出が出来なかったのですが、近所に子ども食堂ができ、毎回、家族で楽しみに参加しています。お米や野菜の寄付もいただけて、助かります。
子ども⇒たくさん食べられてうれしい ・ビンゴゲームが楽しかった ・クリスマスリース手作りできてよかった
地域の高齢者⇒一人暮らしなのでみんなでご飯が食べられて楽しい ・地域の方に会えるのが楽しい
ボランティア⇒誰かの役に立っていることがうれしい ・子どもたちとゲームや手作り工作できて、とても楽しい ・食事を多世代の方と一緒に作るのは楽しい

今後の展開

子どもから大人まで誰でも利用できる「子ども食堂・地域食堂」を立ち上げました。みんなの食堂は、
会食形式の食堂です。「温かい手作りご飯の提供」と「子ども達の交流の場」「地域の憩いの場」となっています。食堂は、貧困対策や健全な子どもの育成、家でもない、学校でもない、第3の居場所となっています。
地域の企業や福祉施設・住民が「地域全体で子どもを育てていく」という意識を持ち、困った時には助け合いのできる関係性をつくりあげていきたいです。今後も、多世代交流を続け、安心して暮らせる地域づくりを展開していきたいです。

添付資料