「地域助け合い基金」助成先報告

 ほっとスマホステーション

東京都大田区
居場所見守り生活支援

助成額

150,000円2023/03/06

助成⾦の活⽤内容

コロナ禍によって、公的な手続きやワクチンの予約などもスマホなどで行う時代となりました。そして外出ができないことで様々な繋がりも無くなり、「フレイル」という状態になる高齢者が増えてきました。フレイルを予防するためには人との交流や活動が大事です。家にいながらもSNSを使った交流やオンラインの体操を受けて運動するなどスマホなどのデバイス機器を使えば、外出できなくてもフレイルを予防できます。
地域の高齢者がスマホを使えないことでフレイルになってしまうことが無いように、歩ける範囲内の場所にほっとスマホステーションを作って、多くの方がスマホを使いこなせるように対応していきます。それだけではなく、スマホを使いこなせるようにするためには実践が必要になりますので、実践できる場の提供としてフレイル予防に関するオンラインの講座を実施して、そちらを行政と協力して多くの場所に配信して視聴していただきます。

活動報告

今回の助成を受けるまで、この事業は良いことをしているがなかなか知られていないという現状があり、苦労しておりました。今回の助成金では、主にほっとスマホステーションの存在を知っていただくための広報の費用として使わせていただきました。まずは市民講座を3度行いました。こちらの講座は生活リハビリテーション講座と言って、普段皆様が困っていることなどをテーマに無料の講座を実施して、参加した方にほっとスマホステーションのご案内をさせていただきました。その他、事業所に置くのぼり旗の作成やチラシの作成もしております。実際にスマホの相談をしているとスマホ自体を持っていないという方も多く、機器に触れてもらう機会を作るために見本用のスマホを購入させていただきました。

今後の展開

現在は大田区雪谷地区の3社のみで行っていますが、日本中の多くの場所でスマホの相談を受けたい高齢者が潜在的にいることが予想されます。 スマホの相談はちょっとしたことかもしれませんが、専門職が行うことで、フレイル予防など様々な病気を未然に防ぐという事につながるかもしれません。今後はさらに多くの事業所にも賛同いただき、多職種連携をしながら地域でスマホを使える高齢者、同時に健康な高齢者を多くしていきたいです。

添付資料