「地域助け合い基金」助成先報告

 心地よく暮らす会Mysa

埼玉県伊奈町
居場所配食・会食

助成額

150,000円2023/03/23

助成⾦の活⽤内容

「みんなのコミュニティハウス かどのいえ」は、0才~100才が集える居場所です。対象の年齢や属性を限定することが孤立に繋がってしまうと考えるため、同世代はもちろん、多世代でのつながりを地域で生み出し、育つ場所であることを大切にします。生活支援コーディネーターと連携しながら、下記の5つの事業を行っていきます。


1.大人も子どもも参加できるワークショップの開催(例:味噌や梅干しの作り方、本棚の作り方などを、地域の講師や得意な方に教えてもらう)

2.マーケットイベントの開催(例:自分らしく、地域でいきいきと活躍できる場を提供。つくり手・買い手が顔を合わせてコミュニケーションを取る。地域資源の発掘にも繋がる。)

3.子ども達の安全基地かつチャレンジできる放課後の場「みんなのランタン広場」(例:地域ボランティアの方による学習支援、絵画や造形など創作活動、読書、手づくりおやつの時間を提供など)

4.地域サロン(例:お茶やコーヒーを囲み、困った時に相談できるような顔見知りや仲間を増やす機会を提供。)

5.対話の時間(例:本や映画鑑賞会などをきっかけに、子ども同士や大人同士で、自身の考えを相手に伝えられる機会を提供)

当事業は、地域の全ての世代が、住み慣れた地域で、助け合いながらいつまでも安心して暮らせる町になることへ寄与します。
まずは、現在汲み取りの和式トイレを、洋式トイレへ交換する工事を行います。
落下の危険もあり、誰もトイレを使いたがらず、悪臭や衛生面においても、居場所として必要条件となります。よろしくお願いいたします。

活動報告

0才〜100才の居場所「みんなのコミュニティハウス かどのいえ」は、築50年の空き家でした。今回の助成金では、居場所として安全に活用できるように整える工事を2点行いました。
1つ目は、トイレ交換工事です。汲み取りの和式トイレで、悪臭や衛生面、落下の心配もありましたが、洋式トイレへ交換する工事を行いました。トイレの床は、運営メンバーたちでタイルを貼り、費用を削減することができた他、自分達の手でできるところは施工することで、居場所への愛着も深まりました。
2つ目は、玄関ドア交換工事です。ヒビの入った玄関ドアから、趣のある木のドアへ交換していただき、建物の顔である玄関を綺麗に整えることができました。
玄関ドア本体は、新しいものを購入するのではなく、不要な木のドアを、知人を介して譲っていただくことにより、費用を削減することができた他、古いものを活かしたことがマッチしていて居場所に来てくれた方からもお褒めの言葉をいただいています。
今回の工事を行ったことで、居場所として活動をスタートできることになりました。工事をしてくださった方や生活支援コーディネーターの方、近所の方などともお話しするきっかけが生まれ、つながりの輪が広がっているように感じます。
現在、当団体では、下記の事業を開催しております。

1、季節の手しごとワークショップ
2、ちいさなマーケットイベント
3、子ども達の放課後の場および子ども食堂
4、おとなこども哲学対話

企画や人集めには、思うように行かず苦労する点もありますが、住み慣れた地域で、子どもも大人もいつまでも安心して暮らせる町の一助になるよう、無理のないペースで活動を続けて参ります。
この度は助成をいただきありがとうございました。

今後の展開

わたしたちの団体「心地よく暮らす会Mysa(ミーサ)」には、こんな想いが詰まっています。「家族やお友達、つながりのある方々みんなが、心地よく暮らしてほしい。その方たちとつながっている方たちもまた、心地よく暮らす。そんな輪がじわじわ広がってほしい」。
そして「心地よく暮らす」には、4つの要素があると思っています。

①自分の仕事や役割があることで、自分もまわりも幸せな状態であること
②嬉しいときや困ったとき、共有できるつながりがあること
③まわりの子どもたちがのびのびと元気でいること
④だれかのしごとや想いで暮らしが成り立っていることを大事にできること

これからもわたしたちはちいさなチャレンジを続けていきながら、心地よく暮らす0才~100才の人々を増やしていきたいと思います!

添付資料