「地域助け合い基金」助成先報告

 学びと交流の秘密基地

茨城県水戸市 ウェブサイト
その他

助成額

150,000円2023/11/16

助成⾦の活⽤内容

経済的な理由から学習することが困難である児童や生徒を対象に、私たち大学生が母子世帯の集まる施設に赴き無償の学習支援と居場所づくりを行うことで、拡大する教育格差とそれによって引き起こされる貧困の連鎖に歯止めをかけることを目的としています。
また、地域資源を活用した学習支援活動の可能性を探り、それを通じて地域貢献に意欲的な大学生と対象となる児童・生徒とをマッチングする機会をつくること、及び子どもや保護者が抱える学習面における不安の解消を図ることも活動理念となっています。

活動報告

私たちは、①ラークハイツ(母子の家)において母子世帯の子どもを対象にした学習支援(無償)と、②水戸市双葉台地区において夏休みの一定期間にかけて行う学習支援(無償)を計画・実施しました。
今回の助成金を運営費(主にボランティア参加者への交通費)として活用できたことは、学習支援を広く計画・実施する上での人員確保につながり、それに加えてボランティア活動や子どもの教育格差問題などにも関心を持ってもらう良い機会になったと感じています。

ラークハイツでの学習支援では、毎月2回決まった曜日に施設に赴き活動をしています。子どもたちには大学生である私たちが来てくれることを大変喜んでもらっているため、一つのコミュニティ形成のような働きもできました。
双葉台地区の学習支援においては、夏休みの一定期間になるべく多くの子どもたちに来てもらいたいと計画していたため、子どもたちへの周知が少し苦労したと思います。

実施場所や活動日時等を周知するために、双葉台小・中学校の協力の下、双葉台小・中学生へのチラシの配布や校内でのポスター掲示などを行ったり、実施場所周辺のお店にポスター掲示のご協力をお願いしたりして、多くの参加者を募るような工夫も行いました。
その結果、多くの小中学生に来てもらうことができ、一緒に勉強や夏休みの課題をしたり、ときには保護者の方からの相談(受験・進学に関するものや日々の勉強について)にも真摯に対応したりしました。
来てくれた子どもや保護者の方からは、「楽しく勉強することができた」「優しくわかりやすく教えてくれて良かった」「受験や進学に関することを、実際に経験のある大学生に聞けて助かりました」などのお声をいただくことができ、私たちが活動を行っていく上での原動力にもなりました。
このように、ラークハイツ及び双葉台地区において、勉強スペースの提供やただ勉強を教えるだけにとどまらず、普段関わることがあまりない大学生と小中学生のマッチングの中で、コミュニケーションを通した日常生活や将来の不安解消としての良い機会になっており、学習支援活動を媒介にして地域とのつながりが強くあることを実感しています!

これからも、この活動を継続・発展していき、地域に密着した取り組みをしていきたいと思います!

今後の展開

今後の活動については、引き続き①ラークハイツ②双葉台地区における学習支援を実施し、対象地域の拡大や活動頻度の増加なども計画しています。
そのため団体内では、上記のように学習支援活動の規模を拡大するために、学びと交流の秘密基地という団体を学内サークル化にする話も出てきており、構成員の増加やより多くの大学生がボランティア活動や社会問題へ意欲的になってもらえる良い機会になると考えています。
今後も活動目的や熱意は変わらず、子どもが教育格差で苦しむことのない社会を目指すとともに、地域に根付いた学習支援活動を継続していきますので、応援・ご協力のほどよろしくお願いいたします!

学びと交流の秘密基地 ホームページ
https://himitsukichi-4.jimdosite.com/

添付資料