「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 おむすび

石川県内灘町 ウェブサイト
居場所見守り生活支援配食・会食

助成額

150,000円2023/12/19

助成⾦の活⽤内容

内灘まるごと交流会主催で令和5年12月より毎月おむすび会として地域の公民館を利用し地域の住民との交流イベントを開催予定
おむすび会ではおむすびをみんなで作って食べる交流ブース、制服や子供服のリユースブース、食料品の無料配布ブース、生活相談ブース等を開設し地域に潜む社会的孤立や貧困者の掘り起こしを図り、サポートする

地域カフェ「結カフェ」ではこれまで子供を対象として行ってきた常設子供食堂とは別事業として、みんなの食堂として月2回すべての人に無償で食事の提供を予定している。
子供だけでは利用が難しい生活困窮家庭の掘り起こしを図り、居場所としての結カフェの周知と行政他提携団体と連携しサポートを進める。

活動報告

<おむすび会>
地域の貧困や引きこもりを見つけ出すため地域に出向き食事や日用品の提供を試みる
2023年12月に第1回を開催
60人ほどの参加者でまずまずの出足と喜び今後も定期開催について予定を進める

・2024年元旦
能登半島地震にて内灘町も甚大な被害を受け被災者支援に注力1月のおむすび会は中止
・2月より再開
被災者支援と並行し、閉じこもりがちの生活から人とのつながりを作るため再開

以降、地震による影響があったため当初考えていた活動にやや制限があり思うように開催ができなかったが被災者とのかかわりの中でも地域のつながりを新たに作っていく活動ができたのではないかと思われる。

<みんなの食堂>
・2023年12月に開始
・2024年1月より月2回開催

地震の影響もあり1月は利用が少なかったが、2月以降徐々に利用者が増え1回に40名程度の利用となった。ただ、利用者が増えることにより食事を提供することにスタッフが縛られ利用者とのコミュニケーションが取れなくなったため利用者の状況が把握できず事後のサポートにつながらないと判断し、9月ごろより利用者の数を制限することとした。

利用者とのコミュニケーションが深まることで様々なニーズの掘り起こしや情報を得て協力している行政各機関との連携も進めることができた。
能登半島地震の被災者に対しても各ボランティア団体との連携によりみんなの食堂の食事等から必要とされるニーズの掘り起こし、被災者同士や仮設住宅のコミュニティ作成に貢献できた。


今後の展開

<おむすび会>
当初予定していた地域と結びついた問題の掘り起こし活動を2025年は本格的に活動を予定している柔軟にスタイルを変えながら地域の皆さんとコミュニケーションの場を作っていく。


<みんなの食堂>
これまで通り月2回の開催を継続し、利用者とのコミュニケーションがますます進み、様々な問題を聞き出し解決に結び付けていけるよう連携団体とも協力体制を作る。

NPO法人おむすびの活動は子供の居場所、高齢者サポート、心のもやもやを持った人のケアサポート等いろいろな形で行っており、今後も内灘町の福祉のサポート団体として活動を進めていく予定です。

添付資料