「地域助け合い基金」助成先報告
【個人】 原賀 可奈
岐阜県岐阜市
助成額
114,000円(2024/02/02)助成⾦の活⽤内容
今までは、ブログやSNSを通して案内を出していましたが、転勤族という事もあり、新しいコミュニティを作ることが容易ではなく、孤独を感じながらもアルバム作りを続けてきました。
アルバムの存在が子育て中のママに元気をくれたり、子育ての不安が軽くなることを実感しています。
私自身も障害児を育てるママの為、障害児のママや、子育て中のママ、子供たち向けに、ワークショップを通して
居場所を確保したいと思っています。
子育てに関する不安を気軽に話せる場所、子供たちがのびのびとモノづくりを楽しめる場所を提供したいです。
助成金は会場費、材料費に活用し、多くの方が気軽に参加できる場を作りたいです。
活動報告
今年一年、さまざまな施設の方々と交流を持ち、大切な機会を得ることができました。親子向けの講座では、3回にわたるワークショップを通して1冊のアルバムを作りながら、子育ての不安や悩みをお互いにシェアし、参加者であるママたちの気持ちが少しでも軽くなるような場を提供することができました。
長年お世話になっている武芸川子育て支援センターでは、事前に十分な打ち合わせを行い、先生方やママたちが喜んで参加してくださる内容でワークショップを開催しました。サンプル品を事前に納品することで、参加者の皆さんが積極的に参加してくださり、素敵な交流の輪が広がることとなりました。
本郷児童センターでは、先生方やママ向けにワークショップを開催しました。ここでは、写真の大切さやアルバム作りの意義についてお話ししました。単にアルバムを作ることが目的ではなく、写真を見ながら子育ての思い出を語り合ったり、家族で一緒にアルバムを眺めることで、家族の絆や笑顔を引き出す大切なツールだということを伝えることができました。多くの先生方の共感を得られ、次のワークショップにつながる機会も得ることができました。
また、ガールスカウトのリーダーからご縁を頂いた「いきいきサロン」では、初めて70~80代の方向けにワークショップを行いました。思っていたよりも手先が動きにくい方や、難しい工程に戸惑う方がいらっしゃり、楽しい話題を提供することが難しいと感じる場面もありました。来年度のワークショップでは、より参加しやすく、楽しく体験できる内容を考えていきたいと考えています。
「クラフトにとどまらない」ということをお伝えし、アルバムが日常生活の中でどれほど価値のあるものであるか、また、アルバム作りがママたちにもたらすメリットについて、今後もさらに多くの方々に伝えていきたいと考えています。
今後の展開
これまでの活動では、アナログのアルバム作りを中心に、写真をプリントして台紙に貼り、飾るという方法を提案してきました。しかし、今後は新たなサービスとして、デジタルで作成できるスクラップブッキングの方法を展開していきたいと考えています。
デジタルで作成した内容を大きくプリントアウトし、それをファイリングしていく手法は、携帯一つで簡単に作成し、プリントもできるため、特に忙しいママたちにぴったりだと感じています。これにより、時間がない中でも手軽にアルバム作りを楽しむことができ、写真と共に思い出を大切にすることができます。
どんな方法であれ、私は写真をただ撮るだけではなく、家族が一緒に写真を眺め、思い出を語り合うことで、愛されて育っているという実感を持ちながら子どもたちが成長していけるような環境を作りたいと考えています。そして、パパもそのアルバムを見ることで「この家族を守ろう」といったモチベーションが高まるように、写真やアルバムが家族の絆を深める大切な役割を果たすことを伝えていきたいです。
さらに、悩みが多いママたちに対して、写真を見ながら子育ての悩みを共有し合い、心が軽くなるような時間を提供していくことが私の目標です。私自身、ワンオペ育児、転勤、単身赴任、療育、障害児子育て、不登校など多くの経験をしてきたからこそ、ママたちの悩みや不安を理解し、共感することができると思っています。そのため、メンターとして、ママたちの話を聞き、支えることができると自負しています。
今後も、アルバム作りを通じて、家族の絆を深め、ママたちが安心して育児に向き合えるようサポートしていきたいと思います。