「地域助け合い基金」助成先報告
楽田桃色の会
愛知県犬山市
助成額
150,000円(2024/04/19)助成⾦の活⽤内容
愛知県犬山市の魅力発信は城下町など既存の観光地だけではなく、市南部の楽田地区が持つ文化や自然、農産物をPRし犬山市全体の活性化を図ることが重要だと考えています。楽田地域の住民が楽田地区の良さを再認識し愛着を育む、それが犬山市全体の均衡ある発展につながると思い、地元が抱える多様な問題点に意欲的に取り組んでいきたいと思って活動しています。
具体的には、地元の守り神大縣神社さまのアピール、二の宮みかんや楽田の桃など地元農産物の認知度を高めることを目標に、イベント時にまめに告知したり、地元小学校に働きかけて総合学習の時間に取り入れてもらえるよう働きかけています。その他にもレンゲ作付け農家を1名でも増やすこと、『楽田桃色』の知名度を向上させ活躍の場をひろげることなどを目標に活動中。私たちが立ち上げた『レンゲ畑であそぼう!』をイベントではなく地域の『風物詩』にしたい!それが私たちの強い思いです!
・環境、農業、食の安全、地産地消等の意識の醸成を図る
・地域で同様のミニ催事を増やし活性化を促進する
・高齢者、子ども、障害者、外国にルーツをもつ住民等の地域活動への参加を促す
・本事業によって楽田地区の魅力が再発掘され住民の心の豊かさに繋がり、犬山市全体の均衡ある発展に寄与したい
以上の点をふまえてことでSDGsのゴール目標のうち、
3 すべての人に健康と福祉を
4 質の高い教育をみんなに
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
11 住み続けられるまちづくりを
15 陸の豊かさも守ろう
に貢献する事業であると考えられます。
活動報告
田園風景や自然環境が残る愛知県犬山市楽田地区、SDGsの観点からもその素晴らしさと必要生を後世に遺し伝えるため、今では懐かしくなったレンゲ畑での催事をはじめて企画し開催いたしました。市制70周年を契機に、楽田地区の良さを再認識し犬山市全体の均衡ある発展を目指し、毎年継続的に実施することで、人と人とのつながりの場、地域課題解決の場として定着を計り地域交流の場として育てていきます。
2024年5月19日(日)犬山市制70周年記念にあわせて、楽田桃色の会主催『レンゲ畑であそぼう!』を初めて開催いたしました。レンゲ畑(田んぼ)で開催という立地条件を活かし、レンゲの花で自由に遊んだり花輪を作るブース、野菜(大根)収穫体験ブース、ヤギと散歩できるブースなどのほか、ゲーム、キッチンカー、己書体験、キッズフラダンス体験などで来場者に楽しんでいただき、不安定な天候でしたが800名以上の方にお越しいただき大成功となりました。普段は農作業だけの田畑でのイベントに、近隣の高齢者の方々も興味津々で参加してくださいました。お祭りの雰囲気を味わいたいという車椅子の方や、懐かしい餅まきの様子を間近で見たいという杖をついたおばあさんなどもいらして、私たちはこのイベントをここで開催して本当によかったと感じました。特に人気だったのは「ヤギと遊ぼう」と「大根掘り体験」です。6匹のヤギとのお散歩やエサやりに子供たちは大喜び。また、農薬不使用の泥付き大根を引っこ抜く親子連れが笑顔で満足そうでした。5月のイベント開催後は、次回にむけて秋にレンゲの種まき、冬に大根定植なども行いました。
レンゲイベントを大成功させた実績が地域に認められ、地元のお祭り活性化の相談を受けて取り組んだり、教員不足で苦慮している小学校から家庭科授業の補助を依頼されミシン縫いと調理実習のサポートにはいったり、活動の場がぐんと拡がりました。
2025年4月27日(日)には『第2回レンゲ畑であそぼう!』を開催。前回よりパワーアップし、名古屋経済大学の学生さんの多数ボランティア、地元の元気な高齢者による昔あそびコーナ、地元で活躍する若手農業従事者などによる販売ブースも設置し、地域の絆づくりに貢献いたしました。ドッジボール、自転車紙芝居、餅まきなど普段なかなか体験できないことを親子で楽しむことができたと、2回目もたくさん喜びの声をいただきました。
大成功のイベントですが、レンゲの開花や大根の生育のタイミングを見極めることが難しかったです。自然相手は簡単ではないですが、とてもやりがいがあります。