「地域助け合い基金」助成先報告
高田地区福祉委員会
和歌山県新宮市
助成額
150,000円(2024/05/29)助成⾦の活⽤内容
毎月2回グラウンドゴルフを実施しており、常時12~13人の参加がいますが、高齢化が進むにつれ道具の重さが問題となってきました。新しいグラウンドゴルフの道具を購入し高齢者の方々が参加しやすい状況を作りたいと思っています。また新しくボッチャを取り入れグラウンドゴルフに参加できない方や歩行困難な高齢者などにも参加してもらい介護予防、引きこもり防止に努めてまいりたいと思い、この資金を活用させていただきたいと思っています。
活動報告
申請時と変わらず、月2回グラウンドゴルフのサロンを実施していますが、この一年で持病が重症化し参加出来なくなった方々も複数名いらっしゃいます。
そんな中、参加呼びかけのチラシをこれまで計2回配り、新たに顔を出してくれる人も現れました。声かけの際に、助成金で用品を入れ替え、よりプレーしやすくなっていることをお伝えすることができました。これまで個人宅で保管していたゴルフ用品でしたが、その方が高齢で運搬しにくくなっていることもあり、プレーする会場にロッカーを設置することになりました。そうしたことを見直す機会になり、高齢者同士で世話をし合うサロンがより活動しやすくなりました。
当地域は災害時の孤立集落化に備えて、互助の関係を構築すべく、地区内や関係機関の老若男女が集う大会をここ2年間行っています。昨年までは用品を社協に借りていましたが、来月開催予定のグラウンドゴルフ大会では、ほぼ全てを区内で都合できるようになりました。
ボッチャに関しては、ゴルフクラブを振ったり、グラウンドを歩いて回ったりするのも困難になった方々のために購入させていただきました。昨年5月開催のグラウンドゴルフ大会は雨天のため、ボッチャ大会に代替となりました。参加者皆がゲームの展開に熱中して、ボールを投げる毎に一喜一憂して会場に一体感が生まれるほどでした。それを契機として、地区で購入を検討する中で今回の助成金の受領が叶いました。その事に感謝して、今年3月には区民に皆で集い楽しんでもらおうと、優勝チームや好プレー者に賞品が出るボッチャ大会を開催しました。こちらも大変好評で、その直後のグラウンドゴルフのサロンの日は、風が強かったため急遽ボッチャを行ったそうです。近年、全国的に夏の暑さが苛酷になっており、ここ高田も例に洩れません。そんな中でも、おかげさまで風の強さや暑さの状況を見て、参加者の希望と合わせて、グラウンドゴルフから室内で行えるボッチャに切り替えるなどの判断をしてもらうことも可能になりました。
今後の展開
グラウンドゴルフは、定期的に顔を合わせて近況を伝え合い、体を適度に動かして和気あいあいと過ごしてもらう場として長年継続して活動しています。地域の方々がいつまでも地元で暮らす事ができるよう、参加者同士で見守り合い健康維持に努める取り組みになっています。地区の福祉委員会としては、活動状況を随時把握し、保険の支援やスムーズな世代の交代をバックアップしていきます。
ボッチャについては、介護予防教室や大会で地域の方々にボッチャの楽しさを知ってもらいました。ボッチャは、足腰の弱っている人でもプレーでき、ボールを投げる手を考えることで脳トレにもなります。今後も、頻繁に活用してもらえるよう手に取る機会を設けることに努めていきます。