「地域助け合い基金」助成先報告

一般社団法人 ROWJ外国人女性支援協会

東京都府中市 ウェブサイト
居場所

助成額

150,000円2024/05/29

助成⾦の活⽤内容

対象者:地域の外国人女性
今回、私たちは支援している外国人女性たちの「居場所づくり」のプロジェクトを新たに立ち上げ、「地域助け合い基金」に助成申請を行う。言語の壁や文化の違いから孤立しがちな彼女たちが、気軽に集まり、相談や交流を行える「居場所」の提供を目的とする。
対象者は、市内およびその近郊に住むすべての外国人女性である。特に、日本語が不自由である場合、友人もおらず、地域で孤立しがちであり、適切な支援を受けられずに苦しんでいるケースが非常に多いため、「孤独感の解消」と「周辺地域とのつながり」を最終目的としている。
定期的に開かれるオープンスペースで、外国人女性が自由に集まり、お茶を飲んだり、一緒に料理をしたりしながら、自然な形で情報交換や意見交換ができる場にしていきたい。
また、その「居場所」で各国の料理教室や手芸教室などを開催し、地域住民との交流も徐々に深めていけたらと考えている。外国人女性だけで集まり、孤立の輪を大きくするのではなく、「居場所」をベースにして、そこから地域住民との交流の場を広げていくことを目指す。
日本文化に触れるイベントや、国籍関係なく子どもも一緒に遊ぶことのできるイベント等も企画し、積極的に他者とのかかわりを作っていきたい。このような取り組みを通じて、外国人女性が安心して暮らせる環境を整え、地域社会全体の多様性と共生を促進していくことが大きな最終目標である。

活動報告

経済的に余裕のない外国人家庭の女性は、外とのかかわりも少なく、習い事にいく余裕もないため、有料のイベントの参加は出来ないことを考えて、楽しくイベントに参加できる居場所の提供を行った。また、イスラム圏の女性の中にはご主人の許可なく外出が許されない人もあるため。ご主人の許可を得られるように支援員がイベントへ来てもらえるように手紙を書くなど工夫をした。

特にアフガニスタンンからの退避者は、自国では手芸や習い事を楽しく様な生活をしていた女性が、国をおわれて、何もできなくなり、外出もままならす、精神的なストレスから体調を崩す人も多いため、よい気分転換となるように、他の日本人や外国人の女性と交流できるような場の提供につとめた。

今後の展開

今後も、地域から孤立した外国人女性のための居場所作りを続けていきたいと思う。今回は助成を受けたことで、無料で参加できる場を提供できたこともあり、参加希望者が者が多かった。資金面の問題がクリアになれば、良い場を継続して提供できるので、助成金の申請を続けていこうと思う。

添付資料