「地域助け合い基金」助成先報告
月一地域食堂 いっ歩
大阪府大阪市平野区

助成額
111,000円(2024/06/28)助成⾦の活⽤内容
コロナウイルス感染症により、地域交流などの自粛が余儀なくされたことから、自宅に籠ることが、多くなり、現在においても外出することが、以前より少なくなっている。地域の高齢者の方が毎月楽しみとなる居場所を、食を通じて作り、繋がりたいと考えて同じ考えの仲間と始める。1年経過し、毎月待ちどおしいくらいに楽しみにしているというお声も頂き、常連の地域の方とは、日々の体調のお変わりなどもお聞きできる関係となっている。利用される地域の方々も、最初の30人から50人超えとなっている。
毎回、スタッフが調理器具持参し、デイサービスの冷蔵庫を、お借りしている状況である。今後継続していく上で、小型の冷蔵庫や食器や、調理器具などもそろえ、今後も衛生的に開催するために活用したい。。
地域住民さんとのお話の時間を十分に確保するため、円滑にかつ安全に活動できるように不足している資材(食器等)の調達に活用したい。
活動報告
私たちは、コロナ禍で外出の機会が減った高齢者の方々に、食を通じて外出のきっかけや楽しみ、ワクワクを感じていただきたいとの思いから、月1回の食堂を大阪市平野区長吉六反の「リハビリデイサービスてくてく」の休みの日に場所をお借りして、開催しています。これまでに25回を数え、地域の方々の居場所として定着してきました。
これまで調理器具は毎回ボランティアスタッフの持ち込みで対応していましたが、助成金により必要な調理器具を揃えることができ、作業効率と安全性が向上しました。また、冷蔵庫の導入により食材の衛生管理が改善され、より良い環境での食事提供が可能となりました。
スタッフには看護師、介護福祉士、介護タクシー運転手、料理研究家、柔道整復師などが関わっており、専門性を活かしながら、安全で安心できる場づくりを行っています。
また、スタッフのお子さんもお手伝いしてくれたり、マスコットキャラクターも登場し癒しの空間にもなっています。
毎回来られる参加者の方とは体調や様子を会話を通じて確認し、見守りの役割も果たせていると思います。味の感想をきっかけに、自然な会話が生まれ、参加者の方の交流も深まっています。「ここに来るのが楽しみ」「みんなの顔を見ると元気になる」という声も多く、孤立防止や地域のつながりづくりの場として機能していると思います。
毎回のスタッフのメンバー確保には、短時間参加で繋いでいる状態です。メンバーのチームワークがよく、アイディアを出しあったり意見を出し合い和やかな雰囲気で皆さんに助けられています。
今後の展開
今後に向けて
物価高騰やボランティア確保などの課題もありますが、地域の皆さまの力を借りながら、“また来たい”“会えてよかった”と思える場所づくりを続けていきたいと考えています。
この活動が、地域に安心と笑顔を届ける小さなきっかけとなり、高齢者も支える人も、みんながあたたかくつながれる地域づくりを継続して、他の地域にも広げていけたらと思ってます。