「地域助け合い基金」助成先報告
teamらいと
大阪府岸和田市
助成額
100,000円(2024/07/10)助成⾦の活⽤内容
昨年度の茶話会を開催する中で、子どもが学校を休んだ際に気になるのが食事であり、献立や栄養のバランス・偏食に困っているとの声を聞き、今年度のまちづくり実践プロジェクトでは、昼食として軽食を提供しご飯を食べながら、悩みを話したり子供は遊んだりと出来る茶話会を開催したいと思う。
提供するにあたり、同じ岸和田市で活動中の発酵料理研究家の今口早織さんに協力を得ながら、糀調味料を使用した心も体も喜ぶ軽食を提供予定。
茶話会での創作用品や活動の基本的な資金はまちづくり実践プロジェクト事業で賄えるが、軽食提供する際の食事に関する予算の分を当基金でお願いしたいと思い申請いたします。
活動報告
当助成金により、茶話会の際のランチ提供がスムーズに開催することが出来ました。また、予定していた、発酵料理研究家の今口早織さんとも協力をしながら、糀調味料を作り使用し提供をすることが出来ました。
その今口さんよりもコメントをいただいています。
『今回の提供する食事は、からだに良く安心して食べられるように全て手作りでした。美味しいものを食べると自然に気持ちがほぐれます。食事をしながらの交流は本音を言いやすい雰囲気作りが作れたと思います。
お味噌作りを通しては、親子で一緒に協力して何かを作ることで、親子のコミュニケーション作りが出来ました。お味噌が完成したら、自分の作ったお味噌で家族が喜んでくれることで自信に繋がったり、手作りの大変さを通して、日々食事を作ってくれている人に感謝の気持ちが芽生えます。
食は生きる為の基本であり、体そして豊かな心を育みます。
このような活動を通して、改めて、食育の重要性を感じました。』
私たちが糀調味料を使用した手作りでの思いと今口さんの思いを込めながらのランチ提供となりました。糀調味料を使用すること料理の時短になることなども情報として提供しながら、当団体の活動以外にも今口さんの活動に参加していただく参加者も増えてきており、地域を通した協力が出来たと感じています。また、社協の方より子どもの居場所提供している方へと食材提供の食材を使用することもあり、地域の方からの協力を地域の方へ伝えることもできたのではと思います。ランチの後の茶話会に繋がる際も、ランチを食べながらの会話から始めることが出来たので、話しやすい雰囲気を作ることが出来たと思っています。子どもの中には「普段は家では食べないけどここでは食べるんです」と言っていただくこともありました。みんなで食を囲むことや糀調味料と言う優しい味が苦手な食材も食べやすくしてくれているのではと思う瞬間です。
活動を進めるうえでの大変だったことは、団体メンバーの確保や予想以上に時間の拘束がありメニュー決めに苦労したこと。そのため、新年度は、地域で活動されている方を講師に依頼して親子クッキングと言う形での提供に挑戦する予定。
運営していく、金銭面等についてはとても助かりました。
今後の展開
「学校嫌や」の気もちを抱える子どもやその保護者がふらっと来て、ほっとする場所を作りたいとの思いで立ち上がった団体です。茶話会やイベントを通して、子育て中の悩みを打ち明けれる場所であり、ホンネで語る場所、そして孤独や孤立を防ぎたいと思っています。活動を継続しながら地域で活動する方々とも連携し、参加しやすいイベントやワクワクするようなことを開催し、地域での選択肢が広がり人生を豊かに過ごせるような活動を続けてまいります。