「地域助け合い基金」助成先報告
NPO法人 アンベェリテ
宮城県仙台市太白区 ウェブサイト


助成額
150,000円(2024/11/05)助成⾦の活⽤内容
シングルマザーやシングルファーザーの子供たちに、学校外で国際異文化交流の機会を提供し、人種差別やジェンダーレスの理解を深めてもらいたいです。彼らが日常的に外に出る機会が少ない場合でも、イベントに参加して居場所を確保できるように支援したいです。同時に、外国人には日本の文化を学んで子供たちと交流し、地域の文化の基盤を築いてほしいです。これにより、地域全体での連帯感と理解が深まり、より包括的な社会を築く手助けになるでしょう。
その為の最初のきっかけとなるように定期的な交流会並びに書くイベントを開催してその後は日常生活等においてもお互いに助け合い、困ったときに気軽に相談できる関係性を築くことを目的としています。特に宿泊を伴うイベントは、よりお互いの心の壁を取り除き深い信頼関係を築く大切な機会と考えております。
活動報告
<活動の目的>
本活動は、障害者、シングルマザーやシングルファーザー家庭の子どもたち、そして地域で暮らす外国人の方々に、学校や家庭以外で交流し合える居場所を提供し、日常生活の中で助け合える関係を育むことを目的に実施しました。
「イベントをきっかけに、継続的なつながりを生み出す」という方針のもと、毎月の交流会・浴衣飲み会・秋の修学旅行・クリスマス会を開催しました。
<各イベントの効果と成果>
毎月の交流会を通して、初対面の参加者同士が自然に会話できる雰囲気が生まれ、世代や職業を超えたつながりが形成された。特に外国人の経営するお店で開催することで、地域やお店を巻き込みながら多文化の理解が進み、助け合いの意識が広がった。
お店側も地域交流の拠点として協力的に関わり、参加者との間に「次もこの場所で集まりたい」「何かあったら助け合おう」という温かい関係が育まれている。こうした取り組みは単なるイベントに留まらず、地域の中に小さな支え合いの輪を広げるきっかけとなっており、継続的な交流の土台ができつつある。
また、回数を重ねるごとにリピーターも増え、参加者同士の紹介を通じて新しい人の輪も生まれている。孤立しがちな個人がコミュニティの一員として関わるきっかけができたことは、非常に大きな成果である。
夏には、地域住民や外国人、そしてシングル家庭の親子が参加する「浴衣飲み会」を開催しました。
当日は、外国人参加者が初めて浴衣を着て日本文化に触れる姿が印象的で、「友人を誘ってまた来たい」という声も多く寄せられました。
また、日本人の若者の中にもこれまで浴衣を着たことがない人が多く、伝統文化の新しい楽しみ方を体験できたと好評でした。
一方で、日々の生活に追われがちなシングル家庭の方々にとっても、このイベントは心がホッとできる貴重な時間となり、親子で季節の行事を楽しみながら地域の人々と自然に会話が生まれ、世代や国籍を越えたつながりが広がる場となりました。
こうして、当初は小規模に始めた催しが、口コミを通じて地域の人々を巻き込んだ大規模な交流の場へと発展しました。浴衣という日本の伝統を通して、誰もが心を通わせ、「文化の違いを超えて共に楽しむ」地域の助け合いの原点を感じることができました。
秋の修学旅行には、栃木県那須への旅行を実施しました。
宿泊は旅館のような雰囲気のホテルで、数名ずつの相部屋とし、寝食をともにする時間を通して、普段の交流では見えにくい文化や価値観の違いを理解し合う貴重な機会となりました。
お互いの生活習慣や考え方に触れる中で、自然と助け合いが生まれ、相互の信頼関係が一段と深まるきっかけになりました。
また、参加者の経済的な状況にも配慮し、移動手段や宿泊施設をできる限り格安で確保するなど、費用を抑えながらも満足度を高める工夫を重ねました。
「いかにお金をかけずに心の豊かさを感じてもらうか」「また参加したいと思えるコミュニティにできるか」に苦心しましたが、結果的に参加者からは「また行きたい」「次は家族も連れて行きたい」との声が多く寄せられました。
この修学旅行を通じて、日常を離れた非日常の体験が、地域での新たなつながりと信頼を育む場となり、今後の活動にも大きな励みとなりました。
冬には、地域の人たちやシングル家庭、外国人、障害者など、多様な背景を持つ人々が集まり、「みんなで楽しむクリスマス会」を開催しました。
当日は皆が心から笑顔を見せ、プレゼント交換や初めて会う人同士でもすぐに打ち解ける姿が見られました。地域の大人たちも多く参加し、世代や立場を超えた温かな交流の輪が広がりました。「次は自分も手伝いたい」「来年は友人も誘いたい」という声が多く寄せられ、単なる季節イベントを超えて、“地域の中で支え合う関係づくり”へと発展する手応えを感じました。
誰もが気軽に参加でき、互いの存在を認め合える場が生まれたことで、イベントがきっかけとなり、日常生活の中でも助け合いや声かけが自然に生まれる地域の雰囲気が育ちつつあります。
今後も、こうした楽しい催しを通して、「笑顔から始まる助け合いの輪」を地域全体に広げていきたいと考えています。
<苦労した点と今後の展望>
課題として、情報が届きにくい家庭への周知や、初参加者の心理的ハードルを下げる工夫が必要でした。
特に、単なる交流会等の集まりではなく、そこからいかに地域の助け合いへと発展させていくかという点に最も苦労しました。
しかし、イベントを重ねる中で、参加者同士が「アンベェリテ」を共通の拠点・キーポイントとして意識し、イベント以外の場面でも自然に助け合う関係が生まれていきました。
次第に「困ったときは誰かに相談できる」「手が足りないときに声をかけ合える」ような温かな空気が地域に広がり、結果的に日常生活の中での支え合いへと発展していきました。
参加者が増えるごとに支え合う雰囲気が自然と育ち、地域に確かな連帯感が芽生えつつあります。
今後は、地域の団体等とも連携し、イベントを通して生まれたこのつながりをさらに深め、「顔の見える関係づくり」を地域全体へと広げていきたいと考えています。
今後の展開
私たちは、障害者、シングルマザーやシングルファーザー家庭、そして地域で暮らす外国人が、安心して関われる居場所を地域の中につくりたいと考えています。
そのために「毎月の交流会」「浴衣飲み会」「秋の修学旅行」「クリスマス会」を通じて、誰もが笑顔で集えるきっかけをつくってきました。
活動を続ける中で、毎月の交流会からは“日常的に助け合える関係”が生まれ、浴衣飲み会では地域住民と外国人が共に楽しむ大きな輪ができました。
秋の修学旅行では、寝食をともにすることで互いの違いを理解し合い、絆がより深まりました。
そしてクリスマス会では、皆の笑顔とともに、地域全体が温かくひとつになる時間が生まれました。
こうした体験を通して、私たちは「イベントは一日で終わるものではなく、日常を変えるきっかけになる」という確信を得ました。
今後は、地域の他団体等とも連携を広げ、より多くの方々がこの活動に関われるような仕組みを整えていきたいと考えています。
地域には、まだ出会っていない優しさや、眠っている力がたくさんあります。
私たちは、イベントを通じてその力を引き出し、「助け合いがあたりまえにある地域」を次の世代へつなげていきたいと思います。
添付資料
