「地域助け合い基金」助成先報告
光ガ丘自治会
兵庫県宝塚市




助成額
150,000円(2024/09/13)助成⾦の活⽤内容
1.街全体の絆を深め、高齢者・要支援者・子どもたちが安心して住める街作りを進めていきます。
①独居高齢者の見守り訪問(友愛訪問:仮称)【新規事業】
・美咲喜会(老人会)と連携し、老人会の加入に関係なく、地域の気になる方への訪問活動をおこなうことで、災害時にも活きる日頃からのつながりづくりに取り組みます。
②子どもや高齢者の参加を重視した大・小イベントの開催
・地域のシニア世代と子どもが一緒になって楽しめる多世代交流型のゲームイベントを開催します。
子どもの見守りや育成に向けて、若い世代だけでなく、地域の高齢者が力を発揮し、子育て世代をみんなでバックアップできるような地域のつながりづくり目指しています。
・若い世代が企画したイベントを、地域のシニアの役員がバックアップすることで、若い世代にとって、もっと身近で親しみやすいまちづくりにつなげていけます。
く目的・狙い>
①自治会非会員にも自治会の魅力を分かってもらえるようにする
・自治会活動の「見える化・見せる化」から、自治会につながっていない方も巻き込んだ地域づくりになります。
②地域内の各団体との連携
・老齢化が進み、美咲喜会(老人会)・花と緑の会・福祉活動委員会などの自治会以外の団体の活動が困難になりつつあります。連携をすすめることで、互いの短所を補い、長所を共有出来るようになります。
③広域な地域協力
・光ガ丘地域だけを対象にした事業から、隣接する地域(自治会)と協力し合い、高齢者、子どものためのイベント等を開催することで、他地域と共に広範囲の地域の活性化取り組めますし
活動報告
私たち光ガ自治会では2022年まで地域のボランティア団体とは此処で活動を行ってきましたが、昨年(2023年)より地域団体と協力し合い地域の活性化を行っていく事を目指し、昨年(2024年)大きく活動が進展致しました。
【地域のボランティア団体:美咲喜会(老人会)・福祉活動委員会・花と緑の会・愛護部(逆瀬台小学校PTA)】
地域活動において各団体がバラバラで活動を行っていたが、協議を重ね、情報を集約し、協働で活動をしお互いに助け合うことによって業務の効率化を図りました。その結果、各団体は業務が偏り負担が大きかったが、負担を軽減することが出来ました。各団体が協働で事業を行うことで負担の軽減だけではなく新たな事業を共に開催することが出来、これによって地域の活性化、絆作り、地域活動の大切さを知って頂く、などなど様々な相乗効果が表れています。特に既存の活動に満足することなく、新しい事業を共に考え開催できたことが大きな進歩となりました。新しい事業を提案するうえで、やはり費用面が一番の課題でしたので今回、助成金の交付を頂いたことが大きな助けとなりました。また今回、秋祭りの開催に際して近隣の5つの自治会と連携し光ガ丘自治会のイベントではなく地域のイベントとして開催することが出来ました。これを通じて他の自治会から秋祭りの開催を考えていきたいとの声が上がっています。
《継続的な活動の変化》
①高齢者および子どもたちの見守り活動
情報を共有することで、より多くの独居高齢者の把握、共働き世帯の子どもの把握が出来るようになった。
②高齢者宅への自宅訪問の実施・ゴミ出し支援・病院や買い物の交通支援
自治会有志で行っていたが、各地域団体も協力することになり負担が軽減。
③小学生・中学生の登下校時の見守りなどを実施
登下校の見守りでは愛護部6名が毎日朝夕行っていたが16名に人員増し愛護部の負担を軽減することが出来た。
〇地域住民の絆作りとする交流の場、イベントの開催について
各団体が協働で開催する事で負担(役務・費用)の軽減により、より良いイベントの開催と、より広い広報活動を行なうことが出来、今までにない多くの参加者が集うことが出来ました。特に今まで自治会会員だけ広報していましたが非会員にも広報することが出来、地域が一体となって開催することが出来ました。非会員の皆さんにも地域活動と共に自治会の大切さを知って頂くことが出来たことは大きな前進となりました。
《継続イベント》
①春楽祭(玉ねぎ掘り)・ ・高齢者の方が育てた玉ねぎの収穫、子どもたちに大人気の企画
2025年6月14日(土)開催予定
②秋楽祭(芋ほり)・ ・高齢者の方が育てたサツマイモの収穫、子どもたちに大人気の企画
サツマイモの発育が悪く中止
③月1回のふれあいサロン・ ・手芸の展示、お茶会
お茶会だけでなく地域外より講師を招き、落語・踊り・各国の文化交流を行えるようになった。
④クリスマス会
咋年まで福祉活動委員会単独開催であったが各地域団体が共催、自治会から費用負担。
⑤新春サロン
昨年(2024年)まで参加者20名程でしたが今年(2025年)は42名が参加。
《旧イベントの再開》
①2019年以降コロナ禍で中止となっていた「盆踊り」を再開
以前のような400名以上が参加した大きな「盆踊り大会」の開催には至らなかったが、240名の参加者があり大いに盛り上がり、大成功で終えることが出来ました。
《新事業の開催》
①第1回秋祭り・ ・光ガ丘地域だけでなく周辺の地域も巻き込んだ事業とする。
②子ども消火訓練・ ・子どもを対象とした消火訓練
秋祭りと同日に開催、40名以上の子ども達が参加、参加記念品としてお菓子を配布。
③火の用心まわり
高齢者の方が陣頭指揮をとっていただき子どもたちと一緒に「火の用心まわり」子どもも併せて15名が参加。
④Cafe光ガ丘のオープン・ ・地域の皆さんが気軽に立ち寄れる憩いの場
⑤助け愛・デリ
独居高齢者を対象に自治会館に足を運んで頂き、楽しい会話をしながらお昼ご飯を召し上がっていただきました。
今後の展開
方向性として昨年、築いたこの流れを止めることなく各地域団体と協働で事業を進めていく、そして大切なことは自治会作りではなく自治会が中心となって街づくりを行っていく事です。それは地域住民が一体となって地域づくりに参加して頂く事業の開始であり自治会非会員も巻き込んだ事業の開始です。ひとつは子ども会の設立です、子どもは自治会員、非会員関係なく把握していく。様々な子ども育成に必要なイべントを開催しその中で大人が子ども達を見守っていく。二つ目は「地域防災」です。今、活動を行っている自治会防災会を地域の防災会へと発展させていき、地域住民が一体となって来るべき「南海トラフ地震」に備えていく。これからも地域の発展のために尽力していきます。