「地域助け合い基金」助成先報告

 C→A

東京都杉並区
配食・会食

助成額

150,000円2024/09/19

助成⾦の活⽤内容

子ども食堂の立ち上げを計画しております。
まずは私たちで無理なくできる範囲でと考えていましたが、この基金の事を知りました。
立ち上げに向けて、少しでもプラスの資金があれば、子ども食堂を一過性ではなく、継続する助けになるかと思います。
私としても、この様な取り組みは、継続していくからこそ意味があると考えております。
団体名の【C→A】には、子供から大人になる手助けを少しでも出来たら、という思いを込めております。
Child to Adultの略です。
私自身、現在42歳ですが、育ってきた中で血がつながっていないまわりの大人たちにも囲まれて育ちました。昔は当たり前の環境だったかと思います。
しかし今は、何となくそのようなつながりが希薄になっていると感じています。
子ども食堂をきっかけに、地域の子供たちに新しい繋がりを生み、少しでも人とのつながりが暖かいという事を伝えることが出来ればと考えております。

資金の使い道としては、この子ども食堂の運営のために必要な消耗品や機材、子ども食堂の認知が高まるよう広報を中心に利用を考えております。

活動報告

子ども食堂をスタートするにあたり、この助成金の存在を知りました。
そしてこの助成金を頂くことができて、子ども食堂を円滑にスタートすることが出来ました。
まだ数回ですがこの活動を行ったことで、日々多くの気づきと学びを得ています。
最初は「本当に来てくれるのだろうか」「続けていけるのだろうか」と不安な気持ちもありました。準備段階では、慣れない事なので、心が折れそうになることもありました。でも、そんな中で「何か手伝えることがあれば」と声をかけてくれる方々も現れ、お客様からは差し入れも頂きました。
気づけば地域の輪が自然と広がっていました。

初めての開催で、小さな笑顔に出迎えられたときの感動は今でも忘れられません。子供たちは最初こそ緊張していましたが、回を重ねるごとに表情が明るくなり、今では子供同士で遊ぶようになりました。そして、大人だけの参加も受け入れており、大人と子供の交流も生まれています。
食事の後に、次はいつですか?と聞かれるたびに、この場所が少しずつ「居場所」になっていることを実感しています。

また、保護者の方々との会話の中で、「こんな場所が欲しかった」と言っていただくこともありました。誰かと話す機会が少ない方や、子育てに孤独を感じていた方が、子ども食堂を通して安心できる場所とつながりを見つけてくださったことは、私たちにとって何よりの喜びです。

地域とつながり、支え合いながらつくる子ども食堂。これからも、みんなが笑顔になれる場として大切に育てていきたいと思います。


今後の展開

この基金を頂き、うまくスタートを切ることが出来ました。そして、昨年末からは武蔵野市でも子ども食堂をスタートしています。今後は、小金井市でも開始を検討しています。

食堂をきっかけとして、地域の交流が生まれていることを実感しています。
その交流がより大きなものになって行くように、継続していきたいと思います。
年齢を問わず、食堂に来るお客様が支え合う体制が自然と出来てくることを期待しています。

添付資料