「地域助け合い基金」助成先報告

 La Confiance(ラ コンフィアンス)

神奈川県横浜市港南区
生活支援

助成額

100,000円2024/12/19

助成⾦の活⽤内容

高齢者施設へ入所されている入所者、施設で働くスタッフが外部への接触を求めていることを知り、何か私たちに出来る事はないかと思った時に、昔から音楽が好きで、「前で演奏したり、歌うことができる」これを生かせないかと思いました。
高齢者の反応は、素直でハッキリしているので、「人よりちょっと出来るから大丈夫だろう」は通用しません。それぞれの懐かしい楽曲をいかに当時のイメージを壊ヵさず、再現するかに力を入れ、原曲を聞いて譜面を作成、バート別にわけて、それぞれ練習をして、合わせていくことを繰り返し、1ヵ月程で1曲を完成させます。
それを生音ではなく、アンプを通して、日常生活では体験できない音を皆さんにお届けし、一緒に歌い、お互いにパワーを貰いあい明日への活力となり、癒しの時間を過ごして欲しい。
それには、私たちの技量にプラスして、機材も必要になります。現在、使用しているアンプは、こだわりにこだわってドイツ製の高額な品物です。マイクもボーカルの声を最大に引き出してくれる品物です。
そんな機材を使用した演奏をビデオカメラで撮影し、動画にしたものをYouTubeに載せているのですが、先日、撮影用カメラが壊れ、修理することになりました。修理代も安くないので、個人での持ち出しもつらい状況です。
アンプもマイクも今後活動していくなかで、修理が必要になることが出てくるはずです。
最高の機材をつかい、いつも聴けない音を、安定してお聴かせするために、この助成金を活用したいと思います。

活動報告

1年ほど前から、高齢者施設向けの音楽ボランティア活動を始めて、色々と個人的に活動するにも限りがある中、環境整備をして皆さんに良い音で音楽を楽しんで欲しいと思っていました。
地域の会の担当の方と電話でやり取りが進み、年齢層や男女比、どのくらいの人が来られるかなどをお聞きして、来ていただける方に合わせた選曲を考えて行きました。
DMの発送で訪問させていただく施設もかなり増え、とてもやり甲斐のある活動となっています。「継続的にお願いしたい。」と、歌声サロンやケアプラザでの新しい企画の話もあり、嬉しい状況です。
6月の歌声サロンでは、「選曲が良かった、一緒に歌える曲ばかりで、懐かしかった。若い頃を思い出して感動した。この曲をやってくれて嬉しかった。この曲がここで聴けると思ってなかった。ギターの音色が素晴らしかった。声がとても綺麗で羨ましい。」などたくさんの嬉しい感想をいただきました。ダブルアンコールもいただき、また、準備から片づけまで、参加された方々やスタッフのお気遣いに大変感謝しています。
DMの効果もあり、現状で80か所超の施設からお声かけいただけるようになりました。私たちの活動に興味を持って下さったたくさんの施設からのお声かけにも、お待たせすることなく対応できるように準備を進めて、皆様の状況に合わせた選曲で訪問出来るように日々、準備と練習に励んでおります。
これからも、今回整備できた基盤の上で、たくさんの高齢者施設への訪問と地域の方々との繋がりをもつことにより、この2本柱で懐かしの、そしてこだわりの昭和の名曲をお届けしていきたいと思います。
日々の小さな積み重ねの大切さ、人との繋がり、私たちのユニット名のLa Confiance(信頼)の意味のようにこれからも大きな信頼に繋げられるように歌い続けて行きます。

今後の展開

音楽を通し、心から楽しんで、癒されて、昔を思い出して、嬉しかったと一人でも多くの方に思ってもらい、また来てねと言ってもらえるほど、アマチュアにとってやり甲斐のある活動は無いと思っています。
私たちは、1曲1曲、音と確認して、何回も合わせ、音色も考え、外せないイントロや間奏を再現し、皆さんが聴いたときに、「あ!この曲」と直ぐにわかって貰えるようにと作っています。そして、当時流行った曲のイメージを壊さず、皆さんに感動していただけるように皆様へお聴かせしたいと思っています。
また、この活動をするにあたり、昭和の名曲を生み出して下さった歌手の方々に恥じない様に、大切に歌い継いて行きたいです。
世代に合わせた選曲で、皆さんの心に残る名曲をこれからもお届けしていきます。

添付資料