「地域助け合い基金」助成先報告

【個人】 長田 明子

神奈川県藤沢市
居場所その他

助成額

100,000円2025/02/20

助成⾦の活⽤内容

地域の居場所作りをします。
誰でも気軽に立ち寄れる「多世代交流」「地域共生」「相互扶助」の拠点となる居場所作りをしていきます。

①高齢者が気軽に立ち寄り、相談できて楽しみがある場所
高齢化率が進行する日本において必要なのは健康寿命が長く元気な高齢者が多くいる社会です。
高齢者の方のみならず、私たち自身も亡くなる直前まで元気で、できれば生産的な仕事を担い介護保険に頼らない人生を歩みたい思いがあります。そこで、地域に知り合いもいなく自宅で一人孤立することを防ぐため気軽に行ける場所として、ちょっとした困り事を相談できたり、各種講座を開いて高齢者が不自由なく元気に楽しく過ごせる居場所を作ります。

②母親の子育てをサポートできる場所
放課後子どもが留守番できる場所にしていきます。藤沢市辻堂地域は、日本でもまれな人口増加地域であり、慢性的に子どもの居場所が不足しているだけでなく、高齢者の増加とともに世代間の繋がりが希薄な地域でもあります。大人が見守る中で宿題をしたり友達と遊んだり、そばにいて一緒に過ごす場所が必要です。
土日や夏休みなど長期休み期間中でも、ここで留守番ができれば母親は仕事ができたり家事を終わらせたり休憩することもできます。いわゆる学童ではないので有資格者を配するわけではありませんが、大人が集まれば地域の子どもと繋がり、見守ることが出来ます。金銭的な負担もかからず、母親にとって面倒な手続きもありません。このような居場所があれば、母親が子どもを育てて働くことに不安を感じたり、負担や孤独を感じる事が軽減できると考えます。

③地域で子どもを見守る場所
ここでは顔を知っている地域の大人が存在し、子どもを自然な形で見守ります。おじいちゃんおばあちゃんと話をしたり、おじさんおばさんから学んだり、親や先生以外に学べる・頼れる人がいる環境を提供します。そこで多様な世代や価値観を感じることは子どもの認知の発達を促し、成長の糧になると考えます。

この助成金でより多くの方にこの活動を知っていただき、利用していただきたいと考えています。
そしてこの活動に共感いただける方々とワークショップを行い、活動を拡大するために居場所に必要な備品購入・広報費に活用させていただきたいです。

活動報告

普通の一主婦が、誰もが気軽に立ち寄れる地域の居場所作りを行いたいと立ち上げました。
助成金を活用させていただくことで2回のイベントに出店することができ、同じ想いを持つ方々と繋がることができました。そこから居場所の拡大に繋がるご縁もいただくことができ、新たな取り組みが始まっております。
今回立ち上げた居場所では駄菓子屋を看板にして、誰もが気軽に立ち寄り「多世代交流」「地域共生」「相互扶助」の拠点となることを目指しておりました。
OPENすると駄菓子を買いに来る子どもたちだけでなく、「お店のお手伝いする!」と言ってくれる子や「ちょっと子どもをお願いします!」と頼ってくれるママさんや「あんたの顔を見に来た」といってくれる散歩中のおじいちゃんやおばあちゃん等々たくさんの方が集まってくださる場所になりました。
最近では近隣の大学からの学生ボランティアさんや地域のボランティアさんも増え、子どもたちと一緒に遊んでくれたり宿題を見てくださったり、本当にたくさんの方のご協力をいただいております。
何もなければ顔を合わせることも話すこともなかった人同士が繋がり、助け合う姿をみると居場所を作って本当に良かったと感じます。

今後の展開

人口減少を止めることはできなくても、その社会を支える仕組みなら今からでも間に合うし、自分にもできることがあると思っています。
これから何かを支える人のリソースが少なくなる社会で、一番余裕がある時間を作って選択肢を増やしてほしいのは子育て中のパパやママたちです。そのパパやママたちの余裕を作るには、もう一つの家のように使える場所があればいいと確信しています!
まずは藤沢13地区にこの居場所を作ること、そして夢は全国に広めることです。

今回の活動を通じて、自分一人では本当に何もできないことを感じました。
理解してくれる家族、力を貸してくれる仲間、地域の方のご協力、様々なご縁がなければとても続けていけなかったです。
まだまだ未熟ですので、皆様から勉強させていただきたいと思います。
そして、一緒に広めてくださる方を大募集しておりますので、ぜひご連絡いただければ嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

添付資料