「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 ウイングス

京都府宇治市 ウェブサイト
居場所見守り生活支援移動支援

助成額

120,000円2025/04/09

助成⾦の活⽤内容

現在は、デイサービスとして高齢者の皆さんの生きがいや、やりがいを作る活動をしています。そんな中で、高齢者の皆さんから生活で困っていることをお聞きしていました。外へ出たいが、一人では不安。買い物へ行きたいが足がない。電球が切れたままであるなど。高齢者の皆さんでは、できないことを私たちがお手伝いする場所として、新しく有償ボランティアを立ち上げることにしました。自分らしく生きていける介護保険外のお手伝いを実施し、みなさんの困りごとを解決していきたいと思っています。内容としては、病院の付き添い、家事のお手伝い、傾聴、困っていることのお手伝い、買い物代行、買い物付き添い、介護での不安などの相談室を設けたいと思っています。また、地域の住民のみなさんの居場所作りとしてカラオケ健康体操教室や、貸し教室なども行っていく予定です。

活動報告

初めての折り込み広告でしたが、広告を見てバザーに来場された方がいらっしゃいました。またポスティングのチラシも効果がありました。バザーと手作り市では、遠くから来ていただいた方もおり、喜んでおられました。
今回、チラシを高齢者が見ても、わかりやすいようにシンプルにしました。
サンプルを何度も高齢者に確認していただき、好評だったものへ変更しました。新規事業の依頼はありませんでしたが、事業に興味のあるボランティアの方から連絡があり、登録させていただきました。同じ思いを持った方がいらっしゃったことに、胸が熱くなりました。お手伝い事業とは別に、体操教室を2回実施しました。参加者は、各10名で20代~80代までの幅広い年齢層にの方に参加していただけました。転倒防止や体のバランスを整える体操で、楽しまれました。また高齢者のみんなの唄声を開き、2時間半おしゃべりや、唄を楽しみました。曲に合わせ、ダンスを踊ったり、持ち寄ったお菓子を食べたりと大変盛り上がりました。
ただ、楽しみたい人と、歌いたい人がいたので、選曲が大変でした。みんなが楽しめるものを目指していきます。バザーに来られた方には、ここで活動していることを初めて知ってもらえたことが多く、今後の活動に注目していただけるかなと思いました。高齢者の笑顔や多世代の方との交流に、これからの新規事業をしっかりやっていこうと強く思いました。広告費はなかなか踏ん切りつかずにおりましたが、助成金のおかげで、新しい出会いや発見もあり、大変感謝しています。今後はこの新規事業をたくさんの方に知っていただくための体操教室や、傾聴会なども実践していく予定です。
安心して地域で暮らせる場所として今後も活動を広げていきたいと思っています。

今後の展開

私たちの活動の目的は、大好きな街で、安心して暮らせる生活を送れるお手伝いをさせていただくことです。
それに加えて、高齢者のみなさんや、外へ出る機会をなくしている方が、少しでも外へ出られる機会を作ったり、生きがいややりがい、喜びを感じることができる事業を今後も展開していきたいと強く感じました。
その理由として、今回開催した唄声教室や、体操教室で、みなさんの笑顔や普段と違った笑顔を見ることができたことです。送迎があるということで参加者も広がり、楽しんでいただけました。今まで話したこともない人が笑顔で話し、また会いましょうと言っておられる姿が、とてもうれしかったです。また来たい、外へ出たいという思いを持っていただけ、幸せでした。今後は、この活動からお手伝い事業まで拡げ、高齢者のみなさんや介護保険の制度の狭間にいる方に、より長く地域で暮らし続けられる環境を応援・生活支援・サポートすることに力を入れていこうと決意しました。また高齢者の家族も、高齢となっている現在、介護する側にも心の余裕が生まれるお手伝いになるではないかと考えています。そのために、家族向けのサービスの提供や、相談会も今後は力を入れていかなければと思い、傾聴の資格の取得を目指しています。地域での相談役、心のよりどころとなる活動を地道に進めていきたいと強く思っています。またサポートしていただける有償ボランティアも募集し、様々な年齢の人が交流できるようにしていくことを考えています。ボランティアに参加される人の生きがい、やりがい、サービスを利用される方の生きがいなど、どちらにも相乗効果がでる活動になりたいと強く思いました。

添付資料