「地域助け合い基金」助成先報告

 筑波大生による、みんなの食堂(つくしょく)

茨城県つくば市
居場所見守り

助成額

150,000円2025/04/14

助成⾦の活⽤内容

現在は、運営する筑波大学生と、子ども食堂に来てくれた子どもたちの交流が活発に行われている。食事提供だけでなく、一緒に遊ぶ、会話をするなど互いに普段の生活では関わることのない人との交流を持つことができている。
この交流の和をさらに広げるために、運営する筑波大学生の増員や、子ども食堂の来客数の増加を目指す。SNSの宣伝にさらに力を入れ、リピーターだけでなく新規の来客も増やし、子ども同士、親同士の新たなコミュニティー形成の場にしていきたい。さらに、子どもとの交流を望む筑波大学生も多いため、運営に参加してもらい、子ども食堂をより活発なものにし、つくば市の人々のつながりの拡大に貢献したい。

活動報告

本助成金のご支援を受け、「みんなの食堂」は筑波大学の学生を中心に、地域の子ども・保護者・高齢者の方まで、世代を越えた“顔の見えるつながり”を作ることができました。特に、これまで学生と接点を持つ機会の少なかった地域の方々が「学生さんが地域の子どものために頑張っているなら協力したい」と参加してくださり、食材の寄付や当日のボランティア参加など、新しい協力の輪が広がりました。

活動を続ける中で気づかされたのは、「食事の提供」は単なる支援ではなく、人と人をゆるやかにつなぐ“きっかけづくり”になるということです。初めは緊張していた子どもが、学生スタッフから料理を受け取り笑顔になっていく姿や、保護者同士が自然と会話を始める様子から、地域に必要なのは“安心して集まれる場所”なのだと実感しました。

一方で、進めるうえで課題も多くありました。限られた予算と人手の中で、安定的に運営する体制づくりは特に難しく、食材調達や運営人員の確保には毎回工夫が必要でした。また、大学生は学期ごとにスケジュールが大きく変動するため、どう持続可能な運営チームを作るかが今後の大きな課題です。それでも、地域の方々からの「次はいつやるの?」「学生さんがいてくれて心強い」という声をいただくたびに、この活動を続けていく意義を強く感じました。

本助成を通して得られた経験とつながりは、私たちの想像以上に大きな力になっています。“助け合いは、特別な誰かのものではなく、地域の誰もが参加できるもの”であることを、これからも発信し続けたいと思います。

今後の展開

「みんなの食堂」は、子どもが安心して過ごせる場であり、保護者が一息つける場であり、学生が地域と関わる入口にもなっています。私たちが地域の方々にお伝えしたいのは、この活動が“学生だけで完結するものではない”ということです。食材の寄付、調理補助、広報など、関わり方はどんな形でも歓迎します。ほんの少しの協力が、子どもたちの「また来たい!」という声につながっています。

今後の目標は、定期開催の子ども食堂と同時に開催するイベントの種類を増やし、大学と地域がもっと自然につながるモデルケースをつくることです。そのために、食材の地元企業との連携、学生ボランティアの育成、オンライン広報の強化など、学内外の協力をさらに広げていきたいと考えています。

最後に、私たちがこの活動を通して強く感じたのは、「助け合いは広げれば広げるほど、地域が温かくなる」ということです。支えてくださる一人ひとりのおかげで、子どもたちの笑顔が増え、学生にとっても“地域で生きる実感”が育っていきます。これからも、地域の皆さまと共に、安心して暮らせる優しいまちをつくっていきたいと思います。どうか今後とも温かいご協力をお願いいたします。

添付資料