「地域助け合い基金」助成先報告
NPO法人 はらっぱの会
東京都稲城市 ウェブサイト

助成額
150,000円(2025/05/08)助成⾦の活⽤内容
子育て支援を通じて、子育て世代と高齢者の居場所づくりを行ってきました。しかし中心となって活動する会員自身の高齢化や人員不足により、継続の難しさを感じております。
拠点の賃料が経費として高いことも課題の一つです。しかしながら、この拠点を持つことで、赤ちゃんを抱えた親子から高齢者まで、安心してくつろぎながら過ごす環境を提供できており、その環境をなんとか維持したいと考えております。
このような状況を踏まえ、現在利用している拠点を、 40 名の会員それぞれが自主的に自らの強みを生かして有効活用できるよう運営の変更を計画しています。地域の親子や高齢者が「ほっとできる場」を増やすとともに、会員1人あたりの負担を減らすことで、活動を続けられる体制を整えます。
具体的には、本助成金を活用し、従来の、わらべうたベビーマッサージ、折り紙、絵本講座、足裏マッサージなどの会に加え、料理好きなメンバーによるランチ交流会や、手形足形アート体験、英会話教室などを定期的に開催します。中心メンバーの負担を軽減しつつ、多様なメンバーが関われる仕組みをつくることで、活動の継続性を高めます。
また、より多くの地域の皆さんに知っていただき、地域にとっての心地よい居場所として機能できるよう、行政機関と連携するとともに、地域の方が行くスーパーや薬局へチラシを配布するなど新たな広報活動を展開し、参加者や協力者の輪を広げてまいります。こうした取り組みを通じて、地域全体のつながりを深め一人でも多くの方を笑顔にする活動を続けたいと思います。
活動報告
本助成金を活用し、料理好きのメンバーが中心となり、ランチ交流会として梅仕事の体験会と子ども食堂を開催しました。
梅仕事は、「一人ではなかなか取り組めないけれどみんなで作ると楽しい!」と好評で、完成した梅ジュースは活動を見学にいらした方や参加者に楽しんでいただきました。
子ども食堂は初めての取り組みで、広報や運営に不安がありました。そこで、余裕をもって提供できる食数で行うこととし、子どもと一緒に料理をするスタイルにしました。一緒にご飯を炊いたり、玉ねぎやにんじんの皮剥きをしたりする中で、自然と交流が生まれました。助成金で購入させていただいたクーラーが活躍し、2部屋を使って快適に活動できました。
同じく助成金で購入させていただいたプリンターでイベントのチラシなどを印刷できるようになり、大変便利になりました。
本助成金を通じて、会員の強みを活かし、子育て支援の新たな活動をスタートすることができました。これからも地域の交流を生む活動を続けていきたいと思います。
今後の展開
NPO法人はらっぱの会は、東京都稲城市で子育て支援を通じた高齢者の居場所づくりに取り組んでいます。具体的な活動内容は、わらべ歌マッサージ、絵本の読み聞かせ、全世代が来られるサロンの運営などです。
稲城市から子育てサポート事業の委託をご相談いただきましたが、人員不足でお受けできませんでした。家庭だけではなく地域で子育てを支援する必要性を日々感じており、一緒に活動をしてくださる方を募集しています。
今回の助成金をきっかけに、子ども食堂など活動の幅を広げて、大人も子どももほっこりする場を提供し続けたいと思っています。ぜひ一度、サロンや活動にご参加ください。