「地域助け合い基金」助成先報告

 津山福祉住宅研究会

岡山県津山市
その他

助成額

150,000円2025/04/10

助成⾦の活⽤内容

地域のつどいの場活動が行われている集会所を対象に、手摺りの取付け、段差解消、洋式便座への交換などのバリアフリー改修工事を行います。対象地域は、生活支援コーディネーターが日々の活動の中で把握したニーズや、アンケート調査で把握したニーズを中心に選定します。

改修作業は、大工や設備工事などの建築関係の仕事をしている会員を中心に、本会会員がボランティアで行い、資材費に助成金を活用することで、人口が減少した過疎集落であっても、地元町内会の負担を抑えながら、地域住民が安心して活動できる居場所を整備することができます。

改修工事を行うことで、足元の不安定な高齢者や障害者、身体の小さなこどもも安全に利用できるようになり、ふれあいサロンやこけないからだ体操(転倒予防体操)に安全に参加できるようになります。

つどいの場の環境整備を行うことで、高齢者や障害者を含めた地域の誰もが生きがいを持って、安心して暮らすことのできる地域づくりの一助となることを目指しています。 

活動報告

1. 物見奥(ものみおく)公会堂の改修
当地域は、岡山県指定重要無形民俗文化財「阿波八幡神社の花まつり」が開催される伝統ある地区です。祭りの数か月前から住民が集まり、色とりどりの造花や短冊で「花」を制作する場として、また週1回の健康体操「めざせ元気!!こけないからだ体操」の拠点として、この公会堂は欠かせない場所となっています。
しかし、過疎高齢化が進む中で、公会堂前の石段や上がり框(かまち)の大きな段差が住民の負担となっていました。今回、これらの箇所に手すりを設置したことで、高齢の皆さんも安全に集えるようになりました。
2. 福井土居集会所の改修
同集会所も石段の段差が大きく、特に下りは健康な人でも注意を要する危険な状態にありました。今回、石段と昇降口に手すりを設置し、あわせて和式トイレを洋式便座へ簡易改修いたしました。これにより、誰もが安心して利用できる集会所へと生まれ変わりました。
3. 活動の意義と今後の課題
集いの場を維持することは、介護や認知症の予防に直結します。住民同士が顔を合わせることで、地域内の助け合いや見守り、ひいては災害等の緊急事態に強いコミュニティが育まれます。
一方で、活動を通じてニーズの掘り起こしの難しさも実感しました。事前調査で把握していた場所でも、既に改善済みであったり、規模が大きすぎて対応が困難だったりと、実施に至らないケースもありました。また、資材費の高騰により、当初予定の3か所から2か所への変更を余儀なくされた点も課題として残りました。

今後の展開

令和8年度、本会のバリアフリー改修事業は開始から20年という節目を迎えます。これまでに累計45か所の改修を積み重ねてまいりましたが、今後も50か所、60か所と継続的な実施を目指してまいります。
今後は、生活支援コーディネーターや行政(津山市高齢介護課)、地域包括支援センター等との連携をより一層強化し、地域の潜在的な困りごとを的確に汲み取りながら、誰もが安心して暮らせる地域づくりに邁進してまいります。

添付資料