「地域助け合い基金」助成先報告

一般社団法人 Kyu-in

神奈川県横浜市神奈川区 ウェブサイト
居場所見守り配食・会食

助成額

150,000円2025/05/08

助成⾦の活⽤内容

笑顔を届ける「宅配あんぶらん」プロジェクト

1. 企画の目的
本プロジェクトは、高齢者施設や認知症カフェ、障がい者支援施設などに「その場で絞る、手作りあんブラン」を提供し、食の楽しみと交流の機会を創出することを目的としています。イベントや施設に、モンブラン絞り機と材料を持参し、絞ります。参加者が自ら盛り付けを行うことで、食べる喜びだけでなく、手を動かす楽しさや達成感を感じられる時間を提供したいと考えています。
具体的には、スタッフがモンブラン絞り機で絞り出す"あん"を、参加者がスポンジケーキで受け止めて、モンブランのように盛り付ける体験を提供します。

2. 期待される効果
・施設利用者の笑顔と食の楽しみの提供
・参加者同士の交流促進(特に認知症カフェでは、会話のきっかけとなる)
・高齢者や認知症の方々の五感を刺激し、楽しい時間を創出
・場所を問わず開催できるため、より幅広い施設での実施が可能。

3. 今後の展望
本プロジェクトは、当初予定している提供先だけでなく、地域のイベントや新たな施設への展開も視野に入れています。助成金の支援を受けることで、より多くの方々に「手作りの喜び」を届ける機会を増やしていきたいと考えています。

活動報告

【助成事業結果報告の総括】
 一般社団法人Kyu-in(キュウイン)では、本助成事業にて「笑顔を届ける宅配“あんぶらん”プロジェクト」と題して、業務用モンブラン絞り機を購入し、障がい者施設、高齢者施設、こども家庭支援センター、認知症カフェにて「あんこで作るモンブラン」を提供する活動をしてきました。
お店で売っているモンブランもようなスイーツが目の前で作られるという感動体験に加え、“あんぶらん”を絞る、受け取るというコミュニケーションを通して多くの方に笑顔を届けることができました。
・視覚障がい者が絞る“あんぶらん”
・認知症グループホームに入居する高齢者が受け取る“あんぶらん”
・地域の子どもたちに配布する“あんぶらん”
計10回の出張で、のべ約240食の“あんぶらん”を提供し、たくさんの方に笑顔を届けることができました。本事業予定時の100食を大きく上回る結果となったのは、“あんぶらん”の口コミと追加依頼のおかげであり、ひとえに助成いただいたことによる事業の実現であったからだと考えております。

この活動を通して、地域の顔の見える場づくりや、既存の集いの場に新たな風を取り入れることに貢献でき、大変多くの反響をいただきました。
とくに、好評だったのは、砕いたクッキーを敷き、盛り付けたパンナコッタの上に、こしあんを絞る“あんぶらん”のレシピで、原価も抑えられることから、無料配布する場合にも実施がしやすい形態でした。また、レシピを牛乳寒天やホイップクリームに置き換えることで、咀嚼や嚥下に配慮が必要な方にも柔軟に対応することができました。

【本助成事業を進める上での課題】
1.“あんぶらん”という新しい商品への理解
こしあんを絞る“あんぶらん”は、なじみのある“モンブラン”とあんこの造語であったため、商品名だけでは理解されず、企画提案時や、対象者への提供時に説明をする場面が多々ありました。
2.食材の準備、保存
出張先の企画規模に応じた仕込みの量の調整が定まるまでは試行錯誤しました。出張に際しては、冷蔵保存が必要なあんや、パンナコッタ、ホイップクリームの保存が難しかったです。
また、当法人は保健所より調理に関する許可を得たキッチンを所有していないため、出張先の団体の調理規定や提供規定に則っての実施に限られました。今後、当法人で餡やベースの調理をして出張提供する場合には、保健所の許可を得る調理環境の準備が必要になります。
3.機材の運搬や保管方法
重量のある機材のため、運搬時には車での搬送が必要でした。移送は注文時のダンボールで行っているので、新たなケースを用意していきたいと考えています。

【参加者の声】
「とても美味しい、こんな体験は初めて。」
「これなら誰でも参加できるから良いね。」
「ほかにも色んなレシピを試してみたい、また来てほしい。」

今後の展開

本助成事業によって、今後も地域の顔のみえる関係づくりや、施設入居者の余暇活動につなげていきたいと考えています。
また、季節のあん(さつまいも、栗、カボチャなど)を使って新メニューを取り入れるなど、“あんぶらん”を通じて世代や障がいの有無を超えて交流が生まれる「つながりのシンボル」、そして「誰でも参加できる場づくり」を強みとしてアピールしていきたいです。

今後の成長課題としては、保健所からの許可が得られる調理キッチンを法人で所有することや、出張先の開拓、障がい者の職域拡大への応用などを見据え、引き続き事業として展開していきたいと思います。今後の展開については、一般社団法人Kyu-inの公式SNSで発信して参りたいと思います。

ぜひ、訪問希望や提携希望がございましたら、ご一報いただけますと幸いです。

添付資料