「地域助け合い基金」助成先報告
かぜる日本語サロン
神奈川県横浜市都筑区 ウェブサイト

助成額
100,000円(2025/05/26)助成⾦の活⽤内容
事業内容
対象:ウクライナ人避難民
1 無料日本語教室の開催
1-1 対面クラス
人数:1レッスン15名程度(横浜市国際交流協会内「ドゥルーズィカフェ」)
講師:日本語教師(日本語教師養成講座420時間修了):1人 サポーター:3人
開催頻度:月2回(1回90分)
1-2 無料プライベートレッスン(オンライン)
人数:1対1 5人
講師:日本語教師:1人
開催頻度:週5回(1回60分)
レッスン内容
日常会話:日常生活に役立つ表現を中心に学習するとともに、毎回サポーターとの会話練習。
スマートフォンや翻訳アプリの活用:デジタルツールを使った実践的な会話練習。
仕事で使う言葉の習得:就労を視野に入れ、コミュニケーションに役立つフレーズを練習。
読み書き能力の向上:基礎的な読み書きの練習。
その他:くらしの相談など
2 居場所の提供
内容…ウクライナ人避難民同士の交流や日本人サポーターとの交流、相談、健康体操等を通して、メンタルヘルスにも寄与できる居場所づくりをする。
目的…語学とコミュニケーションの場を設け、孤立を防ぎ地域社会とのつながりを持つ。
活動報告
・事業の目的: ウクライナから避難してきた方々が日本で安心して生活できるよう、生活に必要な日本語の習得支援と、孤立を防ぐための交流の場(居場所)を提供することを目的として実施しました。対面とオンラインを組み合わせ、学習者の状況に応じた柔軟な支援体制を整えました。
・活動内容:
(1)グループレッスン(月2回・全21回)
毎回「生活に役立つ日本語」をテーマに、病院・買い物・レストラン・交通機関など、日常生活で必要となる語彙や表現を学習しました。日本人サポーターとの会話練習、体操、ゲームなどを取り入れ、学習者がリラックスして参加できる雰囲気づくりを重視しました。日本語学習の場であると同時に、参加者同士が交流し、悩みを共有できる居場所としての役割も果たすことができました。教室は横浜市国際交流協会の教室を使わせていただきました。
(2)プライベートレッスン(6名・一人につき週1回~2回・計144回)
Zoomを用いて個人レッスンを実施し、テキストを用いた基礎文法の学習、会話練習、生活に関する相談など、学習者のレベルや目的に合わせて内容を調整しながら学習をしました。オンライン形式により、日中仕事の都合で参加が難しい学習者も時間を夜に設定することで継続して学習できました。
・成果・効果
グループレッスンは毎回平均8名程度が参加し、サポーターとの会話において日本語を使う割合が増えました。学習した語彙や表現を積極的に試す姿が見られ、買い物や外出など日常生活で日本語を使うことに自信がついたとの感想をもらいました。 また、学習内容を生活の中で活用できるようになり、一人で買い物に行けるようになった、病院でのやり取りがスムーズになったなどの具体的な変化が報告されました。
対面のグループレッスンとZoomによる個人レッスンというハイブリット方式で学習することにより、両方出席が可能な学習者にとっては、より使える日本語の学習につなげる事ができました。
「毎回サポーターと話すのが楽しい」「体操やゲームが面白い」などの声も多く、安心して過ごせる居場所として機能をはたしたと思います。
今後の展開
学習者から継続を望む声が多く、次年度もハイブリッド形式での実施を検討しています。しかし、これまで使用していた横浜市国際交流協会の教室が閉鎖されたため、新たな会場の確保が急務となっています。当面は公的なセンターのオープンスペースで実施する予定です。
今後はウクライナ避難民に限らず、市内在住の外国人全体を対象とすることで、多文化共生の促進と学習者の視野拡大につなげたいと考えています。また今回はなかなか地域と連携ができなかったので、学習者を通じてその地域とのつながりを模索していきたいと考えています。
今回この活動を朝日新聞2回、日経新聞紙面と電子版、フジテレビ「イット」に取り上げて頂きました。開戦からまる4年が経ち、支援が縮小していくのは仕方がない事だと思います。避難民の方々もいつまでも避難民としてではなく、住民として自立をしていかなければならなくなってきています。そのためにも私たちは「支援」ではなく、おなじ横浜市に住む仲間として何ができるのかを考えて、これからもグループ活動を続けていこうと思っています。
最後に、今回助成をいただきまして、誠にありがとうございました。
すべてを無料でするのがボランティア活動ではないと私は考えていたので、交通費やZoomの補助としても使わせて頂けたことは、活動をする上でとても有難かったです。今年度はまた無料でするボランティアになってしまいますが、頂いた助成金で購入したテキストなどを有効活用して、なるべくお金のかからない自分たちにできるボランティア活動をめざしていこうと考えています。
添付資料
