「地域助け合い基金」助成先報告

一般社団法人 こどもとおとなのあそびとたいわ

埼玉県上尾市 ウェブサイト
居場所配食・会食

助成額

150,000円2025/06/17

助成⾦の活⽤内容

現在不登校の居場所事業をメインに活動しています。2023年度までは不登校の居場所としては週1回の開室でしたが利用する児童生徒数の増加から必要性を感じ、開室日を2024年度は週3回に増やしました。現在8名から10名/日ほどが利用しています。利用料は単日ごとのお支払いとし、できる限り安価に設定したうえ、就学援助を受けているご家庭には半額にしました。不登校児童の若年化で保護者が離職したり、学習機会の確保で出費が増え家計がひっ迫したりするためです。
不登校の子どもが増加してる現在ですが、公的支援は地域差があり私たちの地域にはまだ公的支援は何もありません。
できるだけ多くの子どもたちに元気で生き生きと学び育ってほしい思いですが、運営費用の確保はかなり厳しい状況であることも事実です。一緒に食事を作って食べ、体を動かし、楽しくおやつを食べるような当たり前の環境を守るために、資金が必要です。日常的な資金不足に活用させていただきたいです。

活動報告

10時から18時 昼食付フリースペース 136回開室(内学習支援45回) 平均8名参加
デイキャンプ3回実施 蓮田裏庭キャンプ場 各10名参加
宿泊遠足1泊2日実施 長瀞元気プラザ・宝登山 14名参加。
市内外の不登校の子どもたちが平日に集い安心して楽しく過ごし学び育つことができる場、不登校の子どもを抱える保護者が仕事や自分の時間を持ち、状況が近い保護者どうし知り合って情報交換したり安心して雑談できたり。大人も子どもも肩の力を抜いていられるフリースペースを継続していきたい。そう思って活動しています。不登校の子どもは減る気配はないにもかかわらず、利用できる公的資源はいまだ不足しています。その上育ちや学びに関することはすべて家庭負担。その上休職や離職をせざるを得ない状況は、この数年変わっていません。私たちは「一番ハードルの低いフリースペース」として会費や入会金などを設けず、就学支援を受けているご家庭には減免制度を設け、単日利用で長時間昼食付を継続しています。長年続けてきて少しずつ子どものニーズも変化しています。そのニーズに合わせ学習や宿泊などもやってきました。前出のような社会情勢では利用料を増やしていくことはできず運営はいつも火の車です。活動を継続してきていることで少しずつ理解されてきたため、最近では自治会や地域の方へ活動紹介をし、ワンコインからの寄付やお菓子などのご支援をお願いし、少しずつ地域の多様な世代の応援をいただけるようになってきました。子どもたちが様々な人に支えられていることを感じられることは、ともすると「学校に行かれない自分はダメな子」と思ってしまいがちな子どもたちにとって希望となります。畑で採れた野菜やいただきもののお菓子を実際に届けてくださる方もいて、あたたかな関係性が育まれていきます。とはいえフリースペースは固定費がかかる活動です。育ち盛りの子どもたちに楽しく栄養のある食事、学習教材、見守りの大人、水・光熱費、工作材料や道具、本などなど・・子どもたちが健やかに学び育つ環境維持のため、費用の面ではいつも苦労しています。

今後の展開

私たちは平日3日、午前中から夕方まで開室しており、主に不登校の子どもたちが来ていますが、放課後に来る子や夏休みなどの長期休暇にくる不登校以外の子も利用しています。学校に再チャレンジする子や元不登校、学校には行っているけど辛い子など、子どもたちの環境は様々であり不登校という線引きにあまり意義を感じていないためです。よく「不登校ってどんな子がなるの?」と聞かれますが、多少の傾向はあっても元気な子、繊細な子、ゆっくりな子、家庭の事情が複雑な子、さまざまです。でも一緒に過ごしていると元気になって積極的に外遊びや集団遊びに参加する子がほとんどです。元気に遊び学ぶ子どもたちを見ていると、安心して関係性を築き過ごせる場の必要性を強く感じます。公園に行く道すがら「こんにちは」とあいさつをしたり、「ジャガイモいっぱいとれたからどうぞ」と持ってきていただいたりと地域の方に声をかけていただくとき、本当にうれしそうにしています。多くの人が自分たちの環境を支えてくれているというあたたかかな思いを感じ取っているのだと思います。楽しく安心できると、チャレンジできるようになって成長していく姿をたくさん見てきました。これからも多くの方の応援をいただきながら活動していきたいと思っています。そのために分かりやすい活動紹介をしたりチラシを作ってお話しさせていただいたり、チャンスは逃さずつながっていきたいと思っています。先日近所の方から「子どもたちの公園への行き帰りに聞こえる声が嬉しい」と言っていただきました。できることをできる人が少しずつ、手を取り合って子どもたちの環境のためにつながっていきたいと思います。

添付資料