「地域助け合い基金」助成先報告
【個人】 豊田 典子
大阪府松原市
助成額
75,000円(2025/07/04)助成⾦の活⽤内容
【活動の目的 狙い】
「まくあいのま」は不登校の子どもを持つ保護者が安心して話せる場をつくり、孤立や不安を少しでも軽くすることを目的としています。
保護者の心がほぐれることで、家庭全体に笑顔や安心が広がると考えています。
【対象と活動内容】
対象は不登校や学校に行きづらさを抱える子どもの保護者です。
活動は主に
・少人数のおしゃべり会
・飲食物の提供
・信頼できる支援者との交流の機会づくり
などを行い、情報や気持ちを共有できる関係を育てていきます。
【地域とのつながり方】
地域の子ども食堂や支援団体、議員、教育関係者と連携し必要な支援やつながりへつなぐ橋渡しの役割を担い、地域に「気軽に話せる場」を根づかせます。
活動報告
助成金を活用したことで、不登校や行き渋りの子どもを持つ保護者や当事者が安心して集える親の会を思っていた以上に開催する事ができました。
会場を借りておしゃべり会を実施し、参加者同志が悩みや経験を共有する事で、有益な情報交換や支援者とのつながりが生まれました。また、飲食物を提供する事で自然な交流が生まれ、参加者同志の距離が縮まりました。
参加者からは、「この場所がなかったらどうなっていたかわからない」「安心して話せる場所を作ってくれてありがとう」といった声をいただいています。
活動を通じて地域とのつながりも広がりました。教育委員会との協力体制ができ、中学校から会場提供の協力をいただきました。また、市の校長会で活動紹介を行い、一校では、全保護者へ親の会の案内を配信していただく事ができました。さらに、地域の福祉関係者や子ども食堂、民間の学童保育ともつながり、チラシ設置や相互紹介などの連携が始まっています。
一方で、常設の拠点がない為、毎回準備や運搬が必要であること、必要な家庭に情報を届けることの難しさを感じています。また、助成金終了後は食事提供を継続する為の資金確保も課題です。
不登校は特別なことではなく、誰の家庭にも起こりうる身近な課題です。今回生まれたつながりを大切にしながら、これからも行政、学校地域と連携し、「困った時は一人で抱え込まなくていい」と思える地域づくりを進めていきたいと思います。本当にありがとうございました。助成いただき感謝しています。
今後の展開
私たちは、不登校は決して「甘え」や「反抗」ではないことをもっと多くの人に知っていただきたいと考えています。
不登校になると、子どもだけでなく、保護者も孤立しやすくなります。家庭だけで抱えきれない悩みや不安を抱え、「どうしていいかわからない」という状況に置かれる事も少なくありません。不登校は、個人や家庭だけの問題ではなく、社会全体で考えるべき課題として捉えていただきたいと思っています。
また、学校だけが唯一の学び場ではありません。子どもたち一人一人が自分らしい道を選びとれるよう、多様な学びや体験、人との出会いがある地域づくりが必要だと感じています。
今後は、地域の皆様が不登校についてどのように感じておられるのかを知り、対話を重ねながら活動を広げていきたいと考えています。そして、地域の方々とのマッチングを通じて、子どもたちの体験格差を埋める機会や・職業体験、信頼できる大人との出会いを増やしていきたいと思っています。
子ども達の未来のために、ぜひ力を貸して下さい。私達が求めているのは、特別な支援だけではありません。まずは不登校家庭の現状を知っていただき、対話する機会を持っていただく事です。地域の中で人と人がつながり、支え合うことで、子ども達は未来への希望を持つことができます。そして、保護者の不安も安心へと変わっていきます。
「みんなで子育てする社会」を目指して、これからも地域の皆様と共に歩んでいきたいと思います。
添付資料
