「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 pena

神奈川県平塚市 ウェブサイト
居場所その他

助成額

150,000円2025/07/17

助成⾦の活⽤内容

【背景】
リトルベビー(2500g未満で生まれた低出生体重児)は、神奈川県内だけでも年間5,221人(令和3年)が生まれており、これは全出生の10人に1人にあたる。リトルベビーは長期的な成長発達の遅れ、合併症、医療的ケアが必要など、NICU退院後の地域においても、日常生活や成長発達に様々な問題を抱えている。ご家族には、早産への自責の念や将来への不安を抱える方や、地域におけるリトルベビーの子育てに関する情報不足や理解不足など、一般的な子育てとは異なる悩みを持つ方も多い。地域で同じ立場の方と出会う機会も少なく、誰にも相談できず、一人で苦しんでしまう。

【活動の目的・内容】
リトルベビーの写真展を開催し、地域の方々にもリトルベビーの誕生から成長していく姿や、ご家族の妊娠・出産・子育てを通して歩んできたストーリーを知ってほしい。写真展では、県内のリトルベビーの写真やご家族のメッセージを50点ほど展示する。母子手帳を補完する「かながわリトルベビーハンドブック」や母乳バンク、搾乳室に関する展示も行い、普及啓発の場にしたい。
また、写真展の会場内では、当事者親子を対象とした勉強交流会も同時開催する。専門職による勉強交流会を通して、リトルベビーでよく聞く成長発達について相談ができ、当事者同士の交流を深める場を設けたい。
さらに、この写真展・勉強交流会について、自治体や地域の子育て支援センター、保育園など育児支援関係の方々にも周知・啓発する。写真展をより多くの地域で開催し、共感してくれる方を増やすことで、地域同士のつながりや支え合いの輪を広げていきたい。本企画を通して、リトルベビーのご家族が笑顔で子育てできる地域社会の実現を目指している。

活動報告

準備中