「地域助け合い基金」助成先報告
NPO法人 菜菜
佐賀県武雄市




助成額
150,000円(2025/07/22)助成⾦の活⽤内容
障がいのある方も、地域で自分らくし生活する事を目標に共生を目指しています。そのため利用者やその家族、職員を含め同町の方が9割を占めています。日ごろからの顔見知りだからこそ、困りごとや支援の必要性に早期に気づけるのではないかと考えています。
地域にお住まいの方の生活の困りごとを作業依頼という形で請け負い、障がいのある方と一緒に依頼に取組んでいきます。近隣の方からの作業依頼も多く、気軽に声をかけていただいています。依頼内容としては、主に耕作放棄地や空き地、畦道などの除草作業、庭木の剪定、農作業補助(苗床の整備や田植え・稲刈りの手伝い、イチゴ苗ポットの土入れ作業など)です。そこで、地域の方と顔見知りになる事も多く、地域交流の場ともなっています。
障がいのある方と一緒に、畑とビニールハウスで自家野菜の栽培にも力を入れています。野菜作りを通して土に触れ、穏やかに自分のペースで作業し、収穫や栽培の喜びを感じています。季節の野菜を育てる中で、季節を肌で感じていただければと思っています。
また、自家野菜だけでなく、季節の野菜を中心に農家さんより傷ありや規格外の野菜を安く譲っていただき、地元の野菜を安価に購入できる様に直売所を事務所に併設しています。近年は高齢化や独居世帯の増加に加え、物価高騰に伴い野菜の購入が難しいなどの話も聞くようになってきました。地域にお住いの方に地元の野菜を少しでも手軽に食べていただきたいと思っています。
余った野菜や販売できない野菜は、フードバンクや子ども食堂などに提供し、活用いただいてます。
活動報告
年々暑さが増し、熱中症などが心配な野外活動でも空調服の導入で安全に作業に取り組むことが出来ました。
近隣住民や高齢世帯から、耕作放棄地の管理や除草作業の依頼が多数あるものの熱中症の危険が高く、障がいのある方と一緒に作業するため作業依頼があっても安全面からお断りする場合も多数ありました。
今年はご支援をいただき空調服の導入することができたため、ほぼすべてのご依頼に対応することができました。暑い中でも、除草作業や農作業は手を抜くことができません。ご依頼主様もですが、周りの住民にとっても害虫の住処になってしまったり、火事や治安・景観の面からもご心配を減らす事ができたのではないかと思います。
ハウス野菜の栽培も、ハウスオクラを中心に例年になくたくさん収穫することができました。それも空調服があることで、水やりや肥料散布、葉落としなどの野菜の手入れを丁寧にすることができたからだと感じています。
作業以外にも人の集まる場や室内の閉鎖されている空間が苦手な方に対し、空調服を着用することでクーラー(空調器具)がない野外などの場所でも自分が安心する場所で安全に安心して休憩や時間を過ごすことができました。
今後の課題として、熱中症対策として空調服を活用し夏場の安全な作業に取り組み、これからも地域の困りごとや農家さんの手助けをすることで地域生活維持の一翼を担えたらと考えています。また、障害者施設として、利用者さんが安全に安心して過ごせる場所、安定した作業が行える環境を整えることで本人だけでなく、家族も安心した生活を送ることができる様これからも邁進していきたいと思っています。
今後の展開
NPO法人菜菜は、障がいのある方が地域で生活をするお手伝いを、農業を通じて取り組みたいという熱い思いで農家が立ち上げた佐賀県武雄市の就労継続支援B型事業所です。
精神、知的、身体、難病等それぞれの事情で、一般の会社などでのお仕事が難しい方が職員と一緒にお野菜を育て、収穫・袋詰め・出荷までしています。その他にも、お野菜の販売に出かけたり、地域の農家さんの農作業のお手伝いに出かけたり、地域の方の庭木の剪定や除草作業に行くなど積極的に活動しています。
職員・利用者共に8割以上が地元武雄市民で活動しています。それは、障がいのありなしに関わらず、顔見知りの関係で良き隣人として一緒に生活していく仲間として生活できるようにとの思いから、障害福祉経験者よりも、地域の方を積極的に雇用しています。利用者・職員の関係だけでなく、同級生であったり、ご近所だったりと何かしらのつながりがある方が多くいらっしゃいます。
利用者さんも、口コミや近所の方の紹介も多くいらっしゃいます。生まれつきな方や、支援学校卒業生、けがやご病気で途中から障がいをお持ちになった方、今まで障がいがありながらも一般のお仕事をされ定年後にゆっくりと自分のペースでお仕事をしたいと来られる方などいろんな方がおられます。年齢も10代~80代と幅広くいらっしゃいます。
障害福祉の目線からだけでなく、地域の方が多く職員にいるため一般の目線で障害名や病名にとらわれすぎずお互いに話し合いながらどこまでできるのか、何の支援が必要かを考え、ちょうどいい距離感を作業や利用を通して模索しています。
農業で地域を元気づけたい、障がいのある方の地域での生活を手助けしたいとの思いで設立されたNPO法人菜菜は12年目を迎え現在16名の利用者と7名の職員で活動しています。農業に興味がある方や自分らしく、自分のペースで地域で生活したい方、ご興味があればご本人だけでなくご家族の方の見学・体験も受け入れていますので、まずはご連絡ください。
添付資料
