「地域助け合い基金」助成先報告

 くしびきKADATTEいいでば~

山形県鶴岡市
その他

助成額

50,000円2025/10/09

助成⾦の活⽤内容

令和5年度に鶴岡市が櫛引中学校を対象に実施したアンケート調査(生徒数172人、回答155人)では、約90%が地域への愛着があると回答している。しかし、居住に関する質問では、将来的に櫛引地域以外に住みたいと回答した人が約35%で、愛着との間にギャップが生じていることが明らかになった。 
また、地域づくりに関して約75%が関心を持っており、イベント運営については約70%が参加したい、25%があまり参加したくないが、機会があれば手伝ってもよいと回答している。
この結果から、中学生は地域づくりに関心が高いことが読み取れるが、そのニーズに対応するコミュニティ活動は多くないため、シビックプライドが醸成される機会を逸してしまうことで、将来的な人口流出による地域活力の低下が懸念される。
さらに、令和6年度に地域住民を対象として実施した地域コミュニティを検討するワークショップでは、後継者不足や高齢単身世帯並びに空き家の増加、自治会事業の停滞など、多くの課題が浮き彫りとなった。
 そこで、ワークショップに参加した地域づくりに意欲がある地域住民(30~50代)を中心に、行政と連携して地域課題の解決に取り組むことを目的に本組織を創設した。地域活性化に向けた話し合いでは、より多くの人が地域づくりに関わることが肝要であると考え、中学生などの若者が地域に関わることで、各々のシビックプライドの醸成を図ることを目的にイベントを検討していたが、資金の当てがなく探していたところ、この基金の情報を得て応募を決意した。
 今回は、中学生のアンケート調査で要望があったeスポーツ体験に関する事業に取り組むこととしており、運営面でも中学生と関わりながら取り組み、一緒にイベントを創り上げていくことで主体的に地域づくりに関わることの楽しさを感じてもらえる機会としたい。当該イベントを契機として、中学生が地域の一員として主体的に地域づくりに関わる機会を増やし、住民同士のつながりづくりや地域への関心を高めてもらうことで櫛引の未来を担う人材の育成につなげるとともに、櫛引地域の活性化に取り組んでまいりたい。

活動報告

準備中