「地域助け合い基金」助成先報告
ボランティアの会 暖
静岡県小山町



助成額
150,000円(2025/11/14)助成⾦の活⽤内容
地域の高齢者を中心に、子育て世代や若者、子どもたちも気軽に参加できる「多世代交流型の居場所(=拠り所)」を開設しました。この拠り所は、単なる集まりの場ではなく、日常的に立ち寄ることができ、安心して過ごせる場所として設計されています。孤立しがちな高齢者の社会参加を促し、子育て世代の心理的な支えとなり、地域全体のつながりを強めることを目的としています。
拠り所は商店街の空き店舗を活用し、7月1日のプレオープンを経て8月1日に正式オープンしました。開設にあたっては、地域の班長会でボランティアや地域包括支援センターが挨拶と説明を行い、地域住民への周知を進めました。また、子どもたちが参加しやすいように夏休みイベントやお団子づくりを企画し、世代を問わず気軽に集える雰囲気づくりに努めています。
現在では、町の社会福祉課が気にかけている高齢者や認知症の方が定期的に立ち寄るようになり、介護予防教室の参加者がお弁当を持ち寄って仲間と過ごすなど、当初の目的どおりの拠り所となりつつあります。オレンジサポーターや福祉事業所、子どもの居場所リーダーなどとのつながりも生まれ、地域内の連携が深まってきています。
こうした活動の中で、利用者の方々から食事の提供を希望する声が何度か寄せられました。これを受け、元カフェレストラン経営者である2人のボランティアが中心となり、「おにぎり豚汁セット」のランチ提供を開始しました。食事を通じて人が集い、笑顔が生まれる場をつくることで、地域の誰もが安心して立ち寄れる本当の意味での拠り所を目指しています。
活動報告
準備中