「地域助け合い基金」助成先報告
NPO法人 山の学校
長崎県西海市

助成額
150,000円(2026/02/10)助成⾦の活⽤内容
本事業では、地域の子どもたちが安心して過ごせる「居場所づくり」をさらに充実させるため、食を中心とした体験活動や、地域交流の機会づくりを進めていきたいと考えています。
特に、ピザ窯を活用した食の活動、地元食材を使った調理体験、季節行事(クリスマス会など)を通して、子どもたちが地域の大人や高齢者と自然に関われる環境を整えます。
また、学習支援や脳トレを取り入れた基礎力向上のプログラム、放課後の見守り、困りごとを抱える家庭への相談・つなぎの支援など、日常的なサポートの質を高めるためにも、必要な備品や教材の整備を行いたいと考えています。
これらの活動を通して、家庭だけでは支えきれない部分を地域全体で補い合い、「子どもも大人も安心して関われる居場所」を継続的に育むことを目的として、助成を応募・申請いたします。
活動報告
助成金を活用し、子どもたちを中心に、森でのしいたけの菌打ちなどの自然体験、餅つきや郷土料理づくり、春の野草を味わう体験、手話体験などを実施しました。地域の自然や文化、福祉について、実際に見て、触れて、学ぶ機会をつくることができました。
子どもたちにとっては、普段の生活ではなかなかできない体験が多く、餅つきや野草を味わうこと、手話であいさつをすること、森でしいたけの菌打ちをすることなどを、とても楽しんでいました。
「また、来たいね。」とか、「来年もやりたい。」などの感想も聞かれました。
また、参加した保護者からも、「家庭ではなかなか経験させることのできない活動に参加できて、とてもよかった」との感想をいただきました。
食育活動では、子どもたちが自分たちで献立を考え、調理し、みんなで食べる体験を行いました。
経験を通して、食事を作ることの大変さを知り、出来上がった料理を残さず食べようとする姿が見られました。
また保護者からは、「家庭でも料理を手伝ったり配膳や食器の後片付けを進んでしてくれるようになった」との声が寄せられ、活動での経験が家庭での行動にもつながっていることが分かりました。
活動は、子どもから高齢者までが安心して参加できるよう、内容や安全面に配慮し、地域の方々や協力者に支えていただきながら進めました。体験を通して参加者同士の会話が生まれ、世代を越えた交流や地域とのつながりも広がりました。
一方、当団体は発足後間もなく、活動内容や今後の方向性を地域の方々へ十分に伝えきれない部分があり、協力体制づくりが課題として残りました。今後は活動内容を分かりやすく発信し、地域の団体や関係者との連携を深めながら、継続して子どもたちの学びと交流の場をつくっていきたいと考えています。
今後の展開
今年の夏休みは、熱中症警戒アラートが何度も発表され、町の中で子どもたちの姿をほとんど見かけなくなるほどでした。共働き家庭の子どもたちが一人で家の中に閉じこもり、大人の目が届きにくくなることや、給食がなくなる夏休みに十分な食事を取れず、空腹を抱える子どもがいることを心配しています。
「山の学校」は、こうした子どもたちが安心して過ごし、温かい食事を取り、学習や自然体験、人との交流を通して心身ともに健やかに成長できる、家庭や学校とは別の「もう一つの居場所」を目指しています。
今後は、子ども食堂や学習支援、自然・食育体験、世代間交流などを継続し、孤食や不登校、発達に特性のある子どもたちも含め、誰もが自分らしく参加できる場所をつくっていきます。そして、子ども自身が地域をつくる一員として成長できる機会を広げていきたいと考えています。
地域の中には、周囲から見えにくい困りごとを抱えている子どもたちがいます。その子どもたちに「山の学校という場所がある」ことを、より多くの方に知っていただきたいです。見守りや調理、体験活動への協力、食材や物品の提供など、地域の皆さまができることを少しずつ持ち寄り、子どもたちの未来を一緒に支えていただければ幸いです。
添付資料


